観光農業のカリスマ 工藤順一

平成18年2月22日(水)於:静岡県市町村センター、静岡県地域活性化協議会の総会が開催され、その際の基調講演の講師としてお話しして参りました。主催は静岡県町村会、対象は静岡県町村会に所属している首長及び担当課長 30名を前にしての講演となりました。
静岡県は富士山はもちろんのこと、気候が温暖ということもあり風景景観、温泉や食も豊かで、四季の花もたくさんあります。静岡県は観光の目玉がいっぱいです。
一例として...
<花>
春:つつじ、サクラ、菜の花
夏:アジサイ、菖蒲、ゆり、ききょう
秋:紅葉、コスモス
冬:梅(熱海・丸子)、水仙(下田)
<食>
春:たけのこ、山菜、新茶
夏:とうもろこし、梨、魚
秋:みかん、りんご、栗
冬:いちご        

私の大好きな県の1つでもあります。JA時代には、伊豆高原のペンション「花彩亭・かいで庵・石亭」がバラ風呂を取り入れてくれたり、下田市の春のタケノコや海の幸を使って一緒に観光に取り組んで経緯があります。

今回の講演の内容は以下の通り。
1.これまでの取り組みから見えてきたこと
  「観光農業は感動のドラマ」(パワーポイントで説明)
 ●元氣 → ドラマ → 人 → 金(地域活性)  
 ●思いがあれば生まれる発想、決断、そして実行 
 ●本物の価値と誠実さがアイデアを支える
 ●観光に敵はいない = 共存共栄という視点
2.全国各地を巡って感じていること
「現状と課題」
 ●地域の宝物(伝統・文化・芸能・人)に対する認識不足
 ●販売営業戦略の欠如(マーケッティングリサーチの重要性)
 ●行政主導型・縦型構造の限界 … 依存体質からの脱出
 ●既成概念と固定観念の壁
3.それぞれの地域で今後なすべきこと
「自信と誇りを次世代へ」
 ●地域の宝物発掘と再認識
 ●広域圏ネットワーク構築の推進
●体験型研修「食農育」といった観点からの戦略
 ●人材を人財へ = 育てること、支援することの重要性

『元氣のあるところにはドラマがあり、ドラマのあるところには人が集まる。人が集まるところには経済効果がある。経済効果が地域活性化を図る。これこそが地域おこし、まちおこしである。』



▼この記事へのコメントはこちら
名前

件名

本文

URL

画像

編集/削除用パスワード
※半角英数字4文字で自由に入力下さい。


手動入力確認イメージ
※イメージ内の文字を小文字の半角英字で入力して下さい。



 ※ 管理者の承認後、反映されます。