観光農業のカリスマ 工藤順一

 寒冷の候、ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。

 先日は、年末の御多用な時期にもかかわらず、当県にお越しのうえ御講演等いただき、誠にありがとうございました。

 昨今の農業情勢は、その変化も急であり、農業に関係する者にとってはとまどう場面もあります。そのため地域の力を結集し、地域住民の明確な役割分担(やる気の発揮)と農業所得確保を進めることは普遍の課題であり、このことは「農業の6次産業化」として整理し、今後とも積極的に進めていく必要のある事と考えています。

 当日は限られた時間の中で、実例に基づいた対応方法など、豊富な経験をもとにした「生きた事例」として来場者にわかりやすく熱のこもったお話しで御紹介していただき、おかげ様で農業の6次産業化に向けた機運の盛り上がりと具体的な実践への意識の高まりを強く感じるなど盛況のうちに研修会を終えることが出来ました。深く感謝申し上げます。

 農村のみならず、山林、水産など資源に恵まれた当地域といたしましては、今後とも、活力ある農山漁村づくりに向け、リーダー育成やグリーン・ツーリズムなどの地域資源の活用による新たな所得確保の方策検討、新たな商品開発及び販売などを今後とも鋭意進めていくこととしておりますので、引き続き、御指導くださるようお願い申し上げます。

 終わりに、工藤様のますますの御活躍と御健勝を祈念申し上げまして、略式ながらお礼のあいさつとさせていただきます。


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