:: 工藤順一/徒然レポート
平成17年2月2日(水)
岡山市・岡山農業改良普及センター、岡山地域認定農業者連絡協議会、岡山地区農業委員会協議会の主催により 「平成16年度いきいき農業フォーラム 〜認定農業者・農業委員大会〜」が開催されました。 私も講師にお招きいただき「農業は無限の観光資源」と題し約1時間30分お話しして参りました。会場は100名におよぶ参加者で大変盛り上がりました。 岡山は日本一多種多品目を栽培する地域であり、大阪、神戸、京都、四国各県にも近いことから、巨大な消費人口を抱える恵まれた生産地であります。 岡山県開発研究所の指導により農山魚村直売ネットワークを構築されていることもあり、大変熱心に農業にも関わっておられることが伺いとれました。 私の講演の中では、農業には元氣が必要であること、付加価値をつけることの重要性、既存の概念にとらわれることなく自由な着眼点で発想の転換を図ること、ロマンとガマンとソロバンで夢を実現させるなど、私がこれまで体験、実践してきた事例をご紹介しながらお話しして参りました。 |
平成17年1月27日〜28日北海道札幌市を会場にして、
(財)都市農山漁村交流活性化機構の主催で 平成16年度グリーン・ツーリズムビジネススクール 「グリーンツーリズム・マネージメント講座」が行われました。 全国各地、遠くは熊本からも受講生が訪れている講座で、積極的な姿勢をかいま見ることが出来ました。 行政担当者が多かったことから、私が周年観光に取り組んだ当時の状況や時代背景をお話しし、横連携の重要性を強調。 地域興しは、関わる人みんながメリットを享受し儲からなければならないこと。 リーダーになる人には、必ずそれを守る楯になる人が必要であることなどを、お話し致しました。 |
平成17年1月25日、宮城県志津川で開催さた
第16回「リアス四季海岸観光塾」で基調講演いたしました。また、「広域観光トーク」では助言者としても参加させて頂きました。 今回の全体テーマは「今、そしてこれからの観光産業」でした。 それを受けて「観光産業は感動のドラマ!!」と題して講演を行いました。 今回の開催趣旨にもあるように、気仙沼・本吉圏域は海と山に囲まれ三陸の豊かな物産と観光資源に恵まれたところで、この自然を生かし観光を広域的に、また産業化やまちづくりの面からも考えて学び合う場として位置付けられており、圏域の活性化を目的として行われています。 これは、私がかねてよりお話ししている「広域連携の重要性」を正に実践されていることで、大変嬉しい取り組みです。 今回で最後とのことでしたが、とても内容のある塾であったのではないかと評価しております。 |
平成17年1月24日に、社団法人塩釜法人会の平成17年新春講演会・賀詞交歓会が行われ、
「ピンチはチャンス!逆境を克服し、夢を実現する! 『観光と農業を結びつけたユニークな商品づくり』と題して講演いたしました。 講演前に、塩釜市内の観光施設や商店街を歩くことが出来ました。実際に自分の肌で、体で、言葉で、目で町を感じることが出来ました。 塩釜には有名な塩釜神社があり日本有数の漁港があり、名所旧跡も豊富です。恵まれた地域資源がたくさんあります。ただ少し残念だったのは時節的なものか、「元氣・活氣・氣力」をあまり感じることが出来ませんでした。 これはどこの地域でもあることですが、外部から見ると地域資源は豊富でも、内部にいる住民サイドはそのことを余り理解していないことが多いものです。 とても良い資源も、点でのみ存在してはその魅力は半減致します。点を線にして、面にしてこそ地域は輝きを増すと考えます。 そして、住民1人1人が町に愛着を感じ、セールスマンになることだと考えています。 塩釜にとって必要なのは、横の連携ではないかと講演で指摘申し上げました。 私の実践体験を踏まえた上で導き出した一つの真理ですが、常に「愛と夢(ロマン)」を持ち続けることで、その時の阻害要因を克服することが出来ます。 情熱や頑張り、何度も何度も挑戦する熱意と努力は、未来に対する夢や希望があるからこそ、持続ができるのです。 今回は、終始そういった内容でお話しして参りました。 魅力ある資源がたくさんある塩釜です。今後の取り組みに大いに期待いたしております。 |
平成17年1月20日に長野県中野市で講演を行いました。
「命を育む中野市農業を目指すフォーラム」ということで、農業者年金と売れる農業をテーマに行われました。参加者は230名にのぼり会場は熱気にあふれました。 意見発表ということで、地元で積極的に農業に関わっている4名の方のお話を伺い、それぞれの特徴ある取り組みに共感いたしました。 中野市は環境もよく地域資源がいっぱいでした。今後はますます「売れる農業」「面白い農業」を推進していくとのこと。やはり官民一体となっての農業と、それを結びつけた形の観光(一時滞在型)で人を呼び込み、是非「中野市」自体を全国ブランドへ育て上げて頂きたいと思います。今後の活躍に大変期待が持てます。 また、中野市の青木市長との対談が実現し、地元ケーブルテレビでも放映される運びとなっております。 今年5月の豊田村との合併を前に、基幹産業である「農業」そして今後期待が寄せられる「観光」を利用した仕掛け作り、営業戦略の話が中心となりました。 市長の考えた方と私の考え方は相似しており、大変盛り上がった60分でした。 その後は、懇談会ということで特産のきのこ料理のコンテストで入賞した作品の試食会と特産ワインを囲んで、華やかに和やかに時間を過ごしました。大変楽しかったです。 |
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「平成16年度いなべ地域農業振興大会」で記念講演を行って参りました。
テーマは「〜今、地域づくりに必要なもの〜生き残れる農業経営・農業地域」と題して、約1時間30分ほどの時間の中でお話ししました。
この主催は「いなべ地域農業振興協議会」ということで、いなべの農業関係者、市職員をはじめとして、三重県の全域から多くの方々が参加されておりました。
いなべは米作の単作地帯で、工業地帯である愛知にも近いことから専業よりも兼業農家が多く見受けられるところでした。言い換えれば直接的な消費者との交流がまだまだ希薄で直売所的なものは現在一箇所開設されており、これからいよいよ本格的に展開するといった現状のようでした。
そういったことから、今後地域に求められることは、直接生産者が消費者と直に触れる機会を持ち「売れる、儲かる、面白い農業」を知ることであると思います。地産地消を進める意味でも、このことは大きな意義があると感じております。
既成概念にとらわれず新しい発想で、今までにない付加価値の創造こそが、生き残れる農業経営であると確信しています。
大消費地が身近にあり恵まれた地域であるからこそ、今後の取り組みに注目したいと思います。