観光農業のカリスマ 工藤順一

:: 観光カリスマからお知らせ
2月23日(木)岩手日日新聞より

〜 地域活性化セミナー花巻『成功例に農商工観連携学ぶ』の見出し 〜

柔軟な発想と創意工夫、横の連携を大切にした継続的な取り組みの成功例を学んだ。=中略=講演では『発想の転換は固定観念や先入観、過去の事例などをいかに捨てるかだ』と切り出し、実践してきた体験・商品開発・イベントなどを紹介。農協を核に官民一体の周年観光農業推進協議会を組織、チェリーランドを観光拠点とした体制整備を説明。分かりやすい表示や近隣地域との共存・共栄・共生、地域ブランドの確立と発信など『地域を売る』ための有効な手法を説いた。
平成24年2月22日(水)於:岩手県花巻市なはんプラザCOMZホールで『雑穀等を活用・農商工観連携による特産品開発調査研究事業に取り組む』(主催/花巻商工会議所地域力活用新事業○○全国展開プロジェクト委員会、共催/花巻商工会議所観光交通部会・観光国際情報委員会)、地域資源活性化セミナー花巻が開催され、その講師にお招きをいただきました。

花巻市は雑穀の収穫量日本一、雑穀を活用したメニューやお土産品の開発とブランド化を図るために調査研究され、ブランド開発には生産者・加工業者・流通・観光業・行政・関係団体等の多様な機能の幅広い連携に取り組んでいるとのこと。

 〜 農商工観連携による地域資源を活用した
             商品開発のポイントと地域の売り方 〜

をテーマに、次のことについてお話しました。


【地域資源の活用のポイントは】

   ○発想の転換
   ○体を生かした五感でのリサーチ
   ○徹底したお客様の目線
   ○地域資源を知る(再発見・再認識)

【創意と工夫は】

   ○アイデア  〜知恵を『知慧』に変える〜
   ○季節感はビジネスチャンスを生む
   ○商品には遊び心
   ○短所は長所
   ○地産地笑 = 旬産旬笑
   ○付加価値 = 高付加価値

【画像紹介〜画像45点より〜】

【ブランド開発には】

   ○官民・農商工観との連携
    ※官民それぞれの特性の理解と利活用
    ※官民一体となった体制整備
    ※情報の共有と協調・しくみ

【地域を売るためのポイントについて】

   ○今後の農観商工連携に求めているもの
   ○人材の育成
    ※人こそが財産
    ※地域みんながトップセールスマン
   ○おもてなしの心
    ※あいさつ・笑顔・農観商工の交流とネットワーク化

【観光農業の極意について】

                            ・・・60分間オお話致しました。・・・



会場には、花巻商工会議所/会頭の宮澤啓祐さんからもご拝聴いただきました。

翌日、宮沢賢治記念館をご案内いただき、宮沢賢治をめぐる理想・信仰・科学・芸術・農村・総合資料など展示の写真・パネルやスライドを拝観することが出来ました。




最近とても気になっていることなのですが、有名店や評判の店(飲食店・旅館・お菓子や等も含む)をたまにたずねてみると、いままでの味やとても定評のあった接客態度(笑顔・思いやり・温もり)がどうも違っていることがあることに気付きます。

どうしてかな〜?なぜかな〜?と思い、それを私なりに分析してみると、そのこたえの1つに「慣れ」と、多少名が通ったりするとお客さまが足を運ぶのは当たり前、忙しいのも当たり前と、知らず知らずのうちにお客様に対する笑顔・感謝の心と言葉が薄れ、態度や味に表れてくるのかもしれません。

特に評判をとった店などは、ここのところを特に気を付けなければならないと思います。自分がお客様の身になって考えるといったことが、サービスの世界で最も重要かもしれません。
味やサービスの見直しを図り、それまでに培われた固定観念を一新することも時には必要ではないでしょうか?
最近実感した言葉『お客様を卒業させない』


商売繁盛の秘訣は、お客様に「夢・ロマン・喜び」を与え、楽しくショッピングして頂くこと。
商品の品揃え、素材の良さにこだわり、店内の雰囲気を爽やかに四季の彩りで演出し、明るい笑顔で接客をする。
顧客がいったい何を求めて来店されているかを察知し、心をこめて対応する。
そして、お買い求め頂いた後、感謝の気持ちでお見送りをする。

実に当たり前のことのように思えるが、これが実はとても重要なこと。
しっかりお客様のハートを射止めて、また来たいと思って貰える店にする。
それが「お客様を卒業させない」ということ。

是非、今日からでも実行してみてはいかがでしょうか?
12月19日(月)最上町産業振興協議会(会長:田中実)が、六次産業化実現に向けて視察研修を行いました。


JAさがえ西村山では、アグリランド事業部長の斉藤さんより

   『アグリランドの基本構想』

  1.「食と農」にこだわった事業展開
  2.農家所得向上と楽しくやりがいのある農業
  3.地域との共存・地域貢献
  4.観光農業への取り組みによる都市との交流
  5.懐かしいもの、珍しいもの、農村らしいものの提供
  6.女性部との連携強化

・・・について事業維取り組みについて説明後、

  ○産直センター
  ○農家レストラン 四季彩館・四季亭
  ○フーズセンター
  ○農産加工センター
  ○さくらんぼ友遊館
                     ・・・を視察。

昼食後、
     ≪講演≫『六次産業化の取り組みについて』
            〜 観光カリスマ 工藤さんより 〜

          ※異業種との連携について
          ※地域食品開発の要件

     ≪視察≫ 日本風韓国キムチ / 武田京子さん

          ※六次産業化の成功の秘訣
          ※商品開発・試食
   

     ≪視察≫ 観光農園 鈴木伸吉さん

          ※体験(もぎとり)
            ◆さくらんぼ(加温ハウス/ハウス)
            ◆ぶどう(ハウス)
            ◆りんご(無肥料)
            ◆水稲(共同ミニライスセンター運営)

          ※六次産業化
            ◆観光
            ◆加工
            ◆流通販売

         (イ)実践者としての成功事例
         (ロ)知的財産(農機具開発について)


視察研修には、町議会・産業厚生常任委員会委員長・各生産組合代表・観光協会・JA女性部・商工会・温泉組合
・企業・行政など30名が参加され、特に最上赤にんにくの商品化と販売に頑張っています。




 開店以来、季節感溢れる本物の味・素材を活かした商品で『行列の出来る店』として話題を呼んだ店も、
責任者が変わりスタッフも変わると開店当初ほどの勢いはなくなり、売り上げも減っているという。
 
 客離れの要因として『明るさと笑顔・挨拶』が少ない、『自信過剰とお客様が求める開店当初の味と違う』
ことが要因であると思われる。

 もう一度原点に戻って、奮起して貰いたいと切に願っている。