10月8日酒田天然ガスクッキングスペースG-Palにて、やまがた米っ粉クラブの第2回「米粉料理教室」が開かれました。先生は、酒田市のイタリアンレストラン「アンジェロ」の佐藤 聡シェフ。庄内でも古くから米粉に着目し、レストランのメニューにも積極的に取り入れてこられました。きょうは地元酒田市から女性12名の方にご参加いただきました。早速、シェフのデモンストレーションからはじまります。「鳥海ヨーグルトと米粉のチーズスフレ」から作ります。クリームチーズと鳥海高原ヨーグルトを入れたさわやかな味です。メレンゲはスフレの要ですね。がんばって泡立てましょう。シェフと参加者の距離も近く、話を聞きながら真剣なまなざしで手順を確認しています。生地を混ぜ合わせたら、ケーキ型のサイズに合わせたシートを入れて生地を流し込む準備を。生地はつぶれないようにさっくりと迅速に、型に流し入れていきます。スフレなので、天板に沸かしたお湯を張り、蒸し焼きにします。オーブンで約40〜50分焼きます。オーブンの特性によって少々時間も変わってきますので、確めながら焼いてみてくださいね。参加者の皆さんも各テーブルに分かれて、スフレ作りを開始しました。ケーキ作りは手順とスピードが重要ですね。いそいそと作業を始めます。泡立て器でのメレンゲ作りは、スピードとコツがいりますね。すばやくサポートしてくださったのはG-Palのベテランスタッフの二瓶さん。ふだんこちらの教室の担当をされていて、今回米っ粉クラブの教室にもサポートをいただきました。作業をしながら、楽しくおしゃべりもはずみます。これも教室の楽しみですね。スフレをオーブンに入れ、焼いているあいだに「庄内豚と秋野菜の米粉フリカッセ」を作りはじめます。庄内の地元野菜を使ってのこのメニュー、シェフが手に取っているのは平田の赤葱です。熱を加えると甘くなり、生のままだと辛い特性のネギです。さてきょうはどんな味になるのでしょうか?そして地元の方も知らない人も多かったマコモタケ。名前だけ聞いてきのこかと思っていたのですが、そのものを見ても何の野菜かわからないいでたち。米科の野菜で水田で作るタケノコなのだそうです。その土地にしかない食材が庄内にはたくさんあるのですね。生で薄切りにしてサラダもにしても美味しいそうですよ。お肉も庄内豚を使います。ロース肉は火を入れすぎると固くなり、盛りつけと逆の下向きに焼いていきます。出てきた油も利用しながらジューシーに焼き続けて。ソースと同時進行で作っていきます。家庭では使わないような道具が出てきて、参加者の方も興味津々。道具についての質問も出てきて、シェフの手元に見入っています。焼き上がった庄内豚を盛り付けて。G-Palさんではふだんから料理教室をしており、レストランのようなお皿が揃っているのも魅力ですね。刻んだパセリを乗せて「庄内豚と秋野菜の米粉フリカッセ」できあがりました。盛り付けもして皆さんに見てもらっています。フリカッセのデモも終わった頃、ちょうどスフレも焼けてきました。竹串で焼け具合を確認中です。さて皆さんもフリカッセの調理を開始します。シェフも積極的に各テーブルを回ってくれて、教えてくれています。
エプロンと三角巾もオシャレですね。楽しそうに作っています。味付けを見て、もう少しコショウを加えています。皆さんがフリカッセを作っているあいだ、シェフはスフレの盛り付けを。皮ごと食べられるシャインマスカットと庄内柿、クリームを添えて。そのままお店のデザートプレートのように見栄えもよく美味しそうです。参加者の皆さんの盛り付けもできてきました。仕上げにシェフが粉糖をふるってくれています。お店で出てくるような仕上がりですね。さぁ、完成しました。アンジェロさんのオリジナル配合の米粉パンとコーヒーも付いています。ランチにぴったりのメニューですね。皆さん揃ったので「いただきます」のあいさつをしていただきます。わたしたちスタッフもシェフの料理をごちそうになりました。料理教室は調理したものの美味しさをすぐに味わうことができるのが楽しみですね。地元の食材を見て味わって美味しくいただきました。また新しく米粉のメニューが誕生しました。ありがとうございました。レポートを読んでくださる皆さんにも、米粉を使った料理を作っていただけるとうれしいです。「鳥海高原ヨーグルトと米粉のチーズスフレ」レシピは→こちら「庄内豚と秋野菜の米粉フリカッセ」レシピは→こちら
-----------------------------------------------------------------------■材料 (4人分) 庄内豚(ロース) 150g×4枚生ハム(またはベーコン) 20gたまねぎ 1/2個ローリエ 1枚白ワイン 200ml水(またはお湯) 適量オリーブオイル(またはサラダ油) 適量塩・こしょう 少々 米 粉 適量 赤ねぎ 2本マコモタケ 1本米粉(とろみ用) 20gレモン汁 少々 パセリ(みじん切り) 少々
■作り方1. 庄内豚はスジ切りにする。生ハムは細切りにする。たまねぎは 薄切りにする。 2. 赤ねぎは3cmに切る。マコモタケは皮をむいて、厚さ1cmの 斜め切りにする。3. 庄内豚に塩・こしょうをして、米粉を薄くまぶす。フライパンに オリーブオイルを熱し、庄内豚を中火で焼く。4.鍋にオリーブオイル・たまねぎ・生ハムを入れ、弱火で炒める。 たまねぎがしんなりしたら3の庄内豚・2の赤ねぎ・マコモタケ・ 白ワインを入れ、肉がやわらかくなるまで弱火で煮込む。途中で 水分が足りなくなったらお湯を足す。 5.庄内豚・赤ねぎ・マコモタケを取り出し、保温しておく。残りの 煮汁に塩・こしょう・レモン汁を加え味をととのえ、米粉20gを 入れとろみをつける。
6.とろみがついたら、庄内豚・赤ねぎ・マコモタケを戻し入れ、 手早くからめて盛り付ける。パセリのみじん切りを飾る。
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※本レシピは、ご家庭でお楽しみいただくほか、下記に記載の範囲内でのご使用をお願いいたします。 なお、下記の目的で使用される場合は、考案者の先生のお名前を必ず記載してください。・「やまがた米っ粉クラブ」会員が開催する米粉普及に係る各種イベントにおける使用(印刷物としての配布等)・「やまがた米っ粉クラブ」会員が開催する料理教室における使用・「やまがた米っ粉クラブ」事業者会員(小売店等)が県産米を使った米粉を販売する際の販促資料としての活用(印刷物としての配布等)
-----------------------------------------------------------------------■材料 (18cm型) クリームチーズ 200g鳥海高原ヨーグルト 200gグラニュー糖 100g 卵 3個 米 粉 75g
■スフレの作り方1. クリームチーズは、電子レンジで柔らかくする。 2. 卵は、卵白と卵黄に分けておく。3. ボウルに卵黄とグラニュー糖50gを入れて、よく混ぜる。4.3に1のクリームチーズ・鳥海高原ヨーグルトを入れ混ぜる。5.卵白にグラニュー糖50gを入れ泡立てメレンゲする。 (グラニュー糖は2〜3回に分けて加える)6.4に米粉を入れ混ぜ、5のメレンゲを2〜3回に分けて混ぜる。7.6をケーキ型に流す。8.オーブン皿にお湯を張り7を入れ、180℃のオーブンで 約40〜50分焼く。
9月22日新庄市民プラザにて、やまがた米っ粉クラブの第1回「米粉料理教室」が開かれました。連休のお忙しい中、地元新庄の皆さんはもとより、遠くは上山市・天童市からもご参加をいただきました。
先生は新庄のイタリアンレストラン・パパクチーナの佐藤シェフ。きょうは地元野菜を使った米粉のイタリアン料理3品を教えてくださいます。シェフの紹介とごあいさつを経て、さっそくデモンストレーション開始です!最初に「米粉とじゃがいものニョッキ〜トマトクリームソース〜」から。ニョッキの名前の由来や作り方のコツなどを聞きながら、ニョッキを練って棒状に伸ばしていきます。
ニョッキの形を作るためグルテンの代わりに強力粉を足します。米粉は地元新庄の米香房Gratia*sさんのさわのはなを使用しました。ご本人も教室に参加くださり、油の吸収が抑えられヘルシーな米粉の特徴など生産者からのお話も聞くことができました。食べやすい大きさにカットしたニョッキをボイルします。2分くらいすると透明になり浮いてくるのがちょうどよいサインです。ニョッキが茹であがりました。軽く水でしめるのは、グルテンを流すためなのだそうです。透きとおってますね〜美味しそう。フライパンでトマトソースを温めながらニョッキ、生クリーム、塩、こしょうを合わせていきます。よい香りがしてきましたよ。米粉とじゃがいものニョッキ〜トマトクリームソース〜完成しました!続いて「玄米と地元野菜のコロッケ」を作ります。ライスコロッケはイタリア語。スペイン語では「アランチー二」。雑学を言いながら調理するシェフ。華麗な手の動きに参加者の皆さんも見入っていますね。地元野菜が色とりどりに並んで、調味料も揃っています。イタリア料理は、たくさんの食材が必要です。ちょっとした移動厨房ですね。コロッケを作っている合間に、湯むきしたトマトでソースを作ります。新鮮なレモン汁を入れて、バージンオイルやバジルと合わせたソースが完成。冷製パスタのソースにもなるそうですよ。しばし和やかなムードで、なすのフリットを揚げています。卵を忘れてきて買いに行くというハプニングもあり、揚げるのをちょっとお休みしていたライスコロッケも、次に揚げますよ。ライスコロッケを揚げているうちに、シェフは野菜フリット4種類をバランスよく盛りつけています。続いてライスコロッケ。ソースをかけるセンス、ルッコラを乗せて…さすがプロの盛りつけです。彩りがきれいで美味しそうですね。さてシェフのデモンストレーションも終わり、さっそく参加者の皆さんが調理開始です。まずは蒸しあがったじゃがいもの皮むきからはじまりました。シェフが各テーブルを回り、アドバイスを受けながら調理していきます。親子で参加してくれた方もいますね。上手に切れるかな?ニョッキの硬さをシェフと確かめながら、練り直し。米粉とじゃがいもだけでは崩れやすく、強力粉で調整しながら。今回の過程でいちばん重要なところのようです。トマトソースのニョッキを調理中。生クリーム・塩・コショウで味付け、シェフが味を確かめながら見てくださっています。各テーブルで、できたグループから盛りつけも開始です。テーブルごとに個性が違います。きれいに盛りつけられていますね。皆さん揃ったので「いただきます!」
見た目も味も、本格的な米粉イタリアンメニューです!最後に、余った玄米でシェフがリゾットを作ってくださいました。ここにある材料だけで作るカルボナーラのリゾットです。
卵と生クリームにパルメザンチーズをたっぷり入れて、普通のカルボナーラのようにチーズの濃厚な味わいです。パルメザンチーズだけでもこんな濃厚な味になるんだと皆さん口々に美味しい〜の声が聞こえてきました。
最後までサービス精神いっぱいの佐藤シェフ、ありがとうございました。参加者の皆さんからも「楽しかった」「これなら家でも作れます」「米粉の使い方がわかってよかった」などのうれしい感想が聞けました。
ぜひこれからもご家庭で、気軽に米粉を使った料理を作ってみてくださいね。「米粉とじゃがいものニョッキ〜トマトクリームソース〜」レシピは→こちら「玄米と地元野菜のコロッケ〜イタリア風〜」レシピは→こちら「米粉の野菜フリット」レシピは→こちら
-----------------------------------------------------------------------■材料 (5人前) かぼちゃ 5枚茄子 4本椎茸 5枚米粉(フリット) 50g(ソース) 20gベーキングパウダー 10g塩 5gパルサミコ酢 20cc水 20cc天ぷら油 適量
■野菜のフリットの作り方1. 米粉・ベーキングパウダー・塩を冷水で溶き、衣を作る。 2. 各野菜は食べやすい大きさにカットし、170℃の油で揚げる。3. 皿に盛り、作ったバルサミコスソースをかけて食す。■ソースの作り方1. バルサミコ酢を鍋に入れ、煮詰める。2. 水で溶いた米粉を鍋を回しながら加え、少々とろみをつける。
-----------------------------------------------------------------------■材料 (5人前) 炊いた玄米 300gかぼちゃ 50gじゃがいも 50gパルメザンチーズ 10g塩・こしょう 適量ルッコラ 適量ミニトマト 5個バージンオイル 15ccレモン汁 少々バジル 3枚パン粉 適量米粉 適量溶き卵 適量
■コロッケの作り方1. 玄米をジャーで炊く。(玄米の水の目盛で) 2. 蒸した野菜をつぶし、玄米・パルメザンチーズ・塩・こしょうと合わせる。3. コロッケ形にまるめ、米粉・溶き玉子・パン粉をつけ170℃の油できつね色になるまで揚げる。■トマトソースの作り方1. 湯むきしたトマトをカットし、レモン汁・塩・こしょう・バージンオイル・ バジルをボウルで合わせる。 2. コロッケを皿に盛り、トマトソースをかけてルッコラを添える。