ぼくのニワトリは空を飛ぶー菅野芳秀のブログ


 私の友人に沖縄の暮らし、民俗、文化、歴史、風土などをエッセイにまとめ連載されている方がいます。エッセイの題名は「旧暦耳学問」。連載の数は540回を数えます。文体は常に静かで知的ですが、それだけに深い説得力があります。今回届けられた文章の中に1895年ごろ、アメリカ人の医師で日本―沖縄に滞在した民俗学の研究者が書いた一文が掲載されていました。紹介します。

「紛争と戦争が絶え間なく続く世界に囲まれながらも、人が平和に生き、平和に死んでいく島、琉球。かたくなにその殻を閉ざし、自らの文化を守る島、琉球。
 こよなく平和を愛してやまない琉球の人々を讃えて、かつて中国皇帝は琉球に 『守礼之邦』の称号を冠した。日本の文明の波が押し寄せ、競争という大波がその岸を洗わんとする中、『守礼之邦』の心がいつまでも生き残るよう祈る。そして「守礼之邦」の名に値しない旅人の何者も守礼之門をくぐるなかれと祈る。   ウィリアム・ファーネス(1896)」



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