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キャブレターはエンジンへ燃料を送る部品の名称だが奥深いのである。

繊細な部品構成で成り立っており非常にデリケート。

要は霧吹きなのだが、燃料の吹き方でエンジンの状態が違ってくる。

メインジェットにニードルバルブ、要は霧の出し具合なのだが、、、。

船のキャブレターも発電機も大体はアルミ製のキャブレターなのだが

このキャブレターは・・・重い! 重いわけです!これは鉄製ですから。



キャブレターは鉄! おまけに中のフロートは真鍮で出来ている。

*真鍮のフロートは手作りなんだろうな。これも職人技だね。

日本気化器製なのだが、これはキャブレターというよりやっぱり気化器だな。

ブハっと燃料を吐き出すのごとくV型へガソリンを吐き出すのである。



しかもスロットルにリターン(スロットルを戻すスプリング)が付いていない!

フルスロットルでアクセルのピアノ線が切れたら、、、、戻らない!

フルスロットル状態!

手探りでV型エンジンの真ん中へ手を突っ込みスロットルを戻すはめに。

*やっぱりリターン付けようかな、、、動けばの話だが。

昔のエンジン燃料のガソリンはハイオクなのでオクタン価が高い。

つまり有鉛でもしっかり純粋有鉛てことでカーボン(煤)も当然出てくる。

この気化器がカーボンまみれってのも、あちらこちらのガスケットが

劣化してるって証拠だねと納得。

この時代には液状ガスケットなる物は無かったので洩れる切れる抜けるは当たり前としないと。

煤の原因の有鉛ガソリンはこの辺のスタンドのガソリンよりも

北海道のガソリンのほうがオクタン価が高いってのは聞いたことがあるが、どうなんでしょう?

軽油も北海道と九州ではオクタン価が違うので

ガソリンも当然ながら北海道のハイオクはこのあたりの

ハイオクよりオクタン価のより高いハイハイオクなのでしょうかね。

などと考えつつ3台のキャブレターと1台の気化器をO/Hしたのであった。












2011.05.09:izumiya:count(5,449):[メモ/和泉屋のレトロ]
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