甲子(きのえね)の大黒さま

　当山の観音堂へ上る石段の写真です。今日のテーマ幸せへの道を表現しようと思ったのですが、写真は難しいですね。　
　どんな本でも読む私は、マンガも好きです。この前、読んだマンガにトルストイの「アンナ・カレーニナ」の冒頭が載っていました。「幸福な家庭は皆同じように似ているが、不幸な家庭はそれぞれに、その不幸の様を異にしているものだ」とあったのです。
　ということは、幸せとは千差万別ではなく、幸せへの道というものがあるのです。私たちがなぜ生きているのか。それは幸せになるためではないでしょうか。幸せになるための道があるとするならば、その道を歩いていきたいものですね。

今日の目標
　誰しも自分で選んだ道を歩いていると思います。あなたの歩いている道は幸せへとつながっているのか考えてみましょう。

2005.10.14：hs-1119：コメント(0)：[メモ/幸せな人生]

後悔先に立たず

　進入禁止です。これより先には進めません。でもダメだと言われると、やってみたくなるのが人間です。毎日の生活でも進入禁止の看板はなくとも、越えてはならない一線があると思います。最近は平気で越えていく人が多いようですが。
　良識ある大人には進入禁止の看板が、あちらこちらに見えるはずです。どこまでやっていいのか、どこまで言っていいのか、自然に分からなければなりません。そうやって自分の心と体を守っていかなければならないのです。
　「後悔先に立たず」という言葉は後悔する人があまりにも多いから作られたのでしょう。ちゃんと看板を見て歩きたいですね。

今日の目標
　今日一日後悔しないような、生活をしましょう。

2005.10.13：hs-1119：コメント(0)：[メモ/幸せな人生]

会話で自分発見

　この前、久しぶりに会った友人と語りあかしました。お互いに信頼関係があれば、深い話ができるものです。私たちは普段、自分のことをあまり考えないものです。しかし、会話の中で普段なら触れないようにする人間的な部分について話すことができると、今まで気づかないようにしていた自分を再発見できるかもしれません。自分をすべて受け入れてくれるという安心感が、心を解放してくれるからです。
　じっくりと話を聞いてくれる友人を持ちたいものです。そして、自分も意見を押しつけることなく、人の話を聞ける人間になりたいものです。

今日の目標
　安心して話すことのできる人と、ゆっくり話してみませんか。

2005.10.12：hs-1119：コメント(0)：[メモ/人間関係]

心が輝く時

小野川の入り口にある公園が、夜になると写真のように明かりがつくようになりました。暗い時間帯でも散策できるようになりました。
　私たちの人生も暗く迷いやすい時期が誰にでもあります。自分の行き先を照らしてくれる光が欲しい時です。でも、私たちは自分の心に明かりを持っているのです。その明かりは私たちの心のありかたによって、強く輝いたり、消えてしまったりします。心の明かりが輝く時とは人のためになにかをする、優しい心で人と接するなど、善い行いをするときです。反対に消えてしまうのは、自分のことしか見えなくなっているときです。そういうときは、なにをやってもうまくいかないものです。心に明かりを灯しましょう。

今日の目標
　今日一日、心の明かりを消さないようにしましょう。

2005.10.11：hs-1119：コメント(0)：[メモ/人間関係]

新米の季節に

　この辺でも珍しくなったはせ場の写真です。刈った稲をつるして自然乾燥しているのです。機械で乾燥させるよりも程良く水分が残って、美味しいお米になるんだそうです。でも、機械に頼った作業ができないので、大変な手間がかかると思います。
　修行時代、お米を洗うときに一粒でも流せば罰として写経をさせられました。たかが一粒です。しかし、農家の人の一年分の思いが詰まった大切な一粒です。
　今年も新米の時期になりました。朝、昼、晩と当然のように食べているお米ですが、農家の人が一年がかりで作ったお米です。おろそかにはできませんね。食事を美味しく食べる秘訣は「ありがたい」と思って食べることだと思います。

今日の目標
　今日の食事は感謝の心でいただきましょう。

2005.10.10：hs-1119：コメント(0)：[メモ/幸せな人生]

幸せへの翼

　小野川の空を自由に飛んでいるトンビの写真です。鳥は左右の翼を自由自在に動かすことによって、大空を悠々と飛んでいます。
　私は人間が幸せになるためには、鳥のように二つの翼が必要だと思うのです。一つは夢や生き甲斐という翼です。もう一つは人間関係という翼が必要だと思うのです。たとえば、写真という趣味を持っていても、自分の写真をほめてくれる家族や仲間がいなければ、むなしくなってしまいます。逆に、どんなに多くの友人がいたとしても、一緒に頑張れるものがなければ、それもまたむなしいものです。一生懸命に頑張れるものと支えてくれる人、一緒に頑張れる仲間と目標など人間にはバランスが必要なんですね。

今日の目標
　仕事とプライベート、家族と趣味、などのバランスがとれているか、考えてみましょう。

2005.10.09：hs-1119：コメント(0)：[メモ/人間関係]

まわりとの比較

　大きく張り巡らされた蜘蛛の巣の写真です。小さな昆虫たちにとっては一度捕まれば、もう動くことができません。
　蜘蛛の巣に捕まることのない人間ですが、私たちは肉体に捕らえられています。体があるからこそ蜘蛛の巣に捕らえられた虫のように、自分と他人という自他の区別に苦しみあがかなくてはならないのです。
　容姿、身長、体重、年齢など自分という物差しで、出会う人すべてと比較しようとします。また、仕事、収入、家、車などの持ち物でも競争しようとします。人と比べて落胆したり喜んだりを繰り返しながら、生活しているのが私たちです。
　もし、肉体という足枷がなければ、私たちはもっと自由でいられるのかもしれません。仏教の「空」の教えは、この自他の区別を取り払う教えなのです。

今日の目標
　今日一日、自分とまわりの人を比べないで生活しましょう。

2005.10.08：hs-1119：コメント(0)：[メモ/仏教について]

私のブログ

　私のブログは日常の中に幸せを見つけること、当たり前の中に大切な価値を見出すことを、目標にしています。なぜなら、私たちは日常という生活から逃れられないからです。魚が水の中でしか生きられないのと同じようなものなのです。
　たとえ一時、日常から逃れたとしても、すぐに戻ってこなければなりません。魚が水面から飛び跳ねたようなもの、一瞬でしかないのです。
　ですから、日常の中で幸せになれないとしたら、幸せは永遠にやってこないのです。ありふれた日常の中にこそ、大切なこと、幸せの種が詰まっているのです。

今日の目標
　特別なことがなくとも、なんとなく今日も幸せだったという一日にしましょう。

2005.10.06：hs-1119：コメント(0)：[メモ/幸せな人生]

我慢する

　当山の裏側に栗の木があります。そんなに大きい栗ではないのですが、甘くて美味しい自然の恵みです。でも、落ちた栗を全部拾おうとは思いません。天然の栗の木です。半分だけもらって、残りは小さな動物たちに譲るのがいいと思っています。
　人間の欲には終わりがありません。採れば採るほど、持てば持つほど、欲しくなってしまいます。自分で自分の欲を抑えなければ、欲に翻弄されてしまいます。立ち止まって我慢する習慣も必要かもしれませんね。山に入ったときに、後から来る人や動物のために、少しでも残せる心の豊かさを持ちたいですね。

今日の目標
　タバコ一本、ビール一杯なんでもかまいませんから、なにか一つ我慢してみませんか。

2005.10.05：hs-1119：コメント(0)：[メモ/自然の中で]

古き良き物

　クラシックカーレースの車が小野川から旅立っていく写真です。古い車体でも大切にされているからこそ、今でも走ることができるのでしょう。
　ヨーロッパなどでは古い物を大切に守っていくことが美徳とされます。町並みも家具も車もそうです。自分たちの国の歴史や先祖代々受け継がれてきたものを誇りとしているのです。
　日本ではどれだけ新しくて、どれだけ高かったかが、自慢の種になります。古い家に住んでいれば馬鹿にされ、ボロイ車に乗っていれば嫌がられます。日本にもヨーロッパに負けない素晴らしい文化があります。ただ、その価値に私たちが気づいていないだけなのかもしれませんね。金銭的な価値だけではなく、その物にどれだけの思いが込められているかを考えられる人になりたいですね。

今日の目標
　あなたの家で一番古い物はなんでしょう。たまに手に取ってみませんか。

2005.10.04：hs-1119：コメント(0)：[メモ/幸せな人生]

本当の贅沢

　一生懸命に咲いているシュウメイギクと大黒さまの写真です。当山にはいろいろな花があり、つねになにかしら咲いています。
　戦後、私たちは物質的に豊かになることが贅沢だと信じてきました。今の日本は贅沢の極み、日本人誰もが幸せになっているはずです。でも、そうではないことを日々の新聞やテレビが証明しています。
　当山は山奥で不便なところです。買い物に行くにも時間がかかりますし、冬場は毎日雪と格闘しています。でも、小野川の自然の中で花に囲まれて暮らせるのは贅沢なことだと思っています。本当の贅沢とはなんでしょうか。

今日の目標
　自分へのご褒美。自分なりの贅沢をしてみましょう。心を満たしてくれる贅沢を。

2005.10.03：hs-1119：コメント(0)：[メモ/自然の中で]

いのちの大切さ

　みなさんは知っていますか。毎日90人近い人が自殺しているということを。日本人の自殺率は世界第一位です。自殺で親を亡くした子供さんの数は、交通事故で親を亡くした子供さんの数より多いのです。
　今の日本は虐待もそうですが、産まれてくることを、生きることを、求められる社会ではなくなってきています。なにかあれば「殺してやる」、「死んでしまえばいいのに」と簡単に「死」という言葉が出てきてしまいます。自分が一生懸命に生きていれば、大切な人がいれば、人の命の大切さもわかるはずです。みんなで命を大切にできる社会でありたいですね。

今日の目標
　もし今日、自分が死ぬとしたらどんなことを考えると思いますか。生きているだけでもありがたいですよね。

2005.10.02：hs-1119：コメント(0)：[メモ/幸せな人生]

心を表す表情

　以前スーパーでアルバイトをしていた時期がありました。長くやっているとお客さんの顔も覚えるものです。毎回笑顔で来る人、毎回不機嫌そうな顔で来る人、毎回つまらなそうな顔で来る人。顔の表情はみなさん、ほぼ毎回同じでした。
　きっと、笑顔の人は、そんな自分と一緒にいるから笑顔なのでしょう。不機嫌そうな人は、そんな自分と毎日生活しているから不機嫌になるのでしょう。つまらなそうな人は、無気力な自分と一心同体だからこそ、つまらないのでしょう。顔の表情も、その人の心を表します。笑顔が大切ですね。今月もホームページを更新しました。ぜひご覧ください。

今日の目標。
　買い物をする機会があったら、自分がどんな表情をしているかチェックしてみてください。

2005.10.01：hs-1119：コメント(0)：[メモ/幸せな人生]

天敵

　たまたま蛇を見つけたので写真を撮りました。ついでに蛙の写真も合わせてみました。「蛇ににらまれた蛙」という表現がありますが、蛙にとって蛇は天敵なのでしょう。
　私たちにも天敵と呼べるような人間がいるものです。できることなら一生顔を見たくないのに、そういう人に限って近くにいるものです。自分にとって必要のない人間なら会う機会もないはずです。嫌でも顔を合わせなければならないとしたら、あなたにとって必要な人間だということかもしれません。それでも、顔を見ると気が重くなるのが辛いところですね。

今日の目標
　あなたの嫌いな人が、なぜ近くにいるのか。相手の必要性を考えてみましょう。

2005.09.30：hs-1119：コメント(0)：[メモ/人間関係]

心を表す言葉

　あなたは普段、言葉を意識して使っていますか。外見をどんなに取り繕っても、言葉に気をつけなければ意味がありません。
　人を悪く言う言葉、見栄を張る言葉、自分を守ろうとする言葉、人をおとしいれようとする言葉など、会話をしているといろいろ感じるものです。
　よく使われている言葉で、私が気になる言葉を紹介します。「せっかく」相手のことなど考えていない、図々しさを感じます。「まったく」相手を見下した、高慢を感じます。「どうせ」ひねくれた、無気力を感じます。「なんで」自分には関係ないという、無責任さを感じます。日本語は難しいですね。

今日の目標
　自分の口癖を考えましょう。どんな気持ちの時に、その口癖が出ますか。

2005.09.29：hs-1119：コメント(0)：[メモ/人間関係]