甲子(きのえね)の大黒さま

　あなたはどんなことに幸せを感じますか。この前、自分が一日の中でどれだけ幸せを感じるのか数えてみました。ところが、あまり多くはありませんでした。
　
　次の日、もっと幸せを感じようと意識しながら数えてみました。そうしますと、たくさんの幸せを感じることができました。
　
　小言を言われるのは、私を心配してくれているからだ、ありがたい。仕事が忙しいのは、なすべきことがあるからだ、ありかだい。意識して幸せを感じる瞬間を作りました。
　
　幸せがあるのではなく、幸せを感じることが大切なのかもしれませんね。よく、「気の持ちようだ」といいますが、幸せこそまさにそうだと思うのです。普段の何気ない生活の中に、どけだけ幸せを見つけられるのか。幸せ探しも楽しいものです。

今日の目標
　幸せの瞬間を数えてみましょう

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2006.08.18：hs-1119：コメント(2)：[メモ/幸せな人生]

習慣に支配される

　掃除をしておりますと、邪魔な物をどかさないで終わりにしてしまうことがあります。そういった所こそホコリが溜まるのですが、なかなかできないものです。人間には分かっていてもできないことがたくさんあるのかもしれませんね。
　
　人間は習慣の生き物です。日常生活のほとんどは考えるよりも、勝手に体が動いているのではないでしょうか。そして、考え方さえ習慣です。
　
　自分の習慣を変えるのは大変なことです。骨折してギブスをはめて生活するようなものです。しかも簡単にやめてしまうことができます。
　
　習慣に支配されると考えることがなくなってきます。いつも通りの生活になってしまい、変化がありませんから平凡な毎日になってしまいます。新鮮な毎日を送るためには、新しい習慣や生活を考えることが大切なのかもしれませんね。
　　
今日の目標
　自分の習慣を考えてみましょう

2006.08.17：hs-1119：コメント(0)：[メモ/自分との対話]

登竜門

　暑い夏、川の近くは涼しくて気持ちのいいものです。川を見ておりますと、当然なのですが、水は高いところから低いところへと流れていきます。船下りも下るからこそ楽しいわけです。
　
　「登竜門」という言葉があります。中国には登竜門という滝があり、鯉が断崖絶壁の滝を登り切ると龍になるのだそうです。今日の写真はその中国の登竜門です。
　
　私たちも流れに沿って、当たり前のことをしていては意味がないのかもしれませんね。誰もがやっていることをしても、当たり前のことでしかありません。
　
　大変ですが、流れに逆らって進むからこそ、磨かれるのかもしれません。大変だからこそ誰もやらないのです。あえて誰もしないことをするからこそ価値があるのかもしれませんね。いつかは龍となり天に昇るという熱い気持ちを持ちたいものですね。

今日の写真
　あえて苦難の道を進みましょう

2006.08.16：hs-1119：コメント(0)：[メモ/自分との対話]

心を漢字一文字で

　当山から見た小野川温泉の風景です。自然は空・山・川・木とすべて漢字一文字で表すことができます。
　
　年末には今年の世相をあらわす一字というのが恒例になったようです。私たち人間の心も喜怒哀楽など一文字で表すことができます。
　
　今の自分の心をあらわす文字は何か、今の自分に必要な文字は何か忍・進・誠・努などと、考えることも自分の心を整理するために役立つかもしれませんね。
　
　心に渦巻く、たくさんの思いの中から中心となっている思いや、隠れている本当の思いを見つけることは大切なことです。冷静な目で自分の心を見ると、いろいろなものが見えてくるかもしれませんね。

今日の写真
　自分の心を一文字で表してみましょう
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2006.08.14：hs-1119：コメント(2)：[メモ/自分との対話]

慣れるまでは

　当山では見頃の花を授与所のまわりに置いています。慣れないと花の名前を覚えるのも難しいものです。
　
　慣れるまではどんなことでも大変です。考えなくても自然と体が動き、ストレスを感じなくなるまでは時間がかかります。
　
　赤ちゃんは何度も転びながら、だんだんと歩けるようになっていきます。大人になれば苦労して歩けるようになったことなど忘れ、誰でも当たり前に歩いています。生きていれば環境が変わり、慣れないことに苦労することもあります。そんな時、慣れるまでの時間を短縮する方法があります。
　
　それは、一生懸命に頑張ることです。頑張れば体は疲れますが、どんどん慣れていきます。嫌々やれば心が疲れてしまいます。なかなか身に付きませんから時間もかかります。子供のように無心で一生懸命に頑張ることが大切なのかもしれませんね。

今日の目標
　慣れるまで頑張りましょう
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2006.08.13：hs-1119：コメント(1)：[メモ/自分との対話]

考え方も個性

　「あなたの長所はどこですか」と聞かれると困ってしまいます。欠点だとすぐ思いつくのですが、長所となると難しいものです。どうしても長所より欠点に目がいってしまうのかもしれません。
　
　今日の写真は知り合いの農家の方からいただいた無添加のリンゴジュースです。よくコップに水が半分入っていて、これをどう思いますかという質問があります。まだ半分もある、もう半分しかない、どうやってコップの水を一杯にしようか、考え方はそれぞれでしょう。
　
　人により否定的に考える人、前向きに考える人など考え方は様々でしょう。ただ、考え方もその人の個性であり、いつも同じような考え方をしてしまいます。
　
　自分がいつもどのような考え方をしているのか、知っておくことが大切ですね。「ほら、また出た」と意識しておくと、自分という人間が分かってくるかもしれませんね。

今日の目標
　自分の考え方を意識しましょう

2006.08.12：hs-1119：コメント(0)：[メモ/自分との対話]

豊かな心を育むために

　小野川温泉の豊かな自然の中にいると心も豊かになりそうです。写真は当山から見下ろした景色です。子供達が豊かな心を持つために必要なことは、授業でもなければ説教でもないのかもしれません。
　
　大人でもそうですが、押しつけられたものを素直に受け入れることは、なかなかできないものです。
　
　大切なことは人の痛みや悲しみ、そして喜びを共有することです。一緒に行動したり感じたりすることによって、はじめていろいろなものが伝わっていくのかもしれませんね。
　
　現代の日本人は感情を共有することが苦手です。自分と相手の間に大きな溝があるのかもしれません。そんな溝を埋め、喜びも悲しみも共有できる豊かな心で暮らしたいものです。

今日の目標
　豊かな心で生活しましょう
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2006.08.11：hs-1119：コメント(2)：[メモ/人間関係]

評価される人とは

　私たちは正当な評価を求めてしまいがちです。「もっとしっかり見てくれよ」と言いたくなることもあります。
　
　人間は過大評価を受けても大変ですし、過小評価を受けても嫌なものです。ところが、なかなか自分の求めている評価というものはやってこないものです。
　
　例えるなら、こんなに痛いのにと訴える患者と、同じように苦しむ患者をたくさん診ている医者の関係に似ているのかもしれません。
　
　病院に行けば長い時間待たなくてはなりませんよね。思い通りの評価を受けるのにも時間がかかるのかもしれませんね。そして、評価されるまで地道に続けるのが一番難しいのではないかと思います。

今日の目標
　地道に頑張っている人こそ尊敬しましょう
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2006.08.10：hs-1119：コメント(2)：[メモ/自分との対話]

心の強い人

　甲子大黒天の授与所の前にフクシャの花が咲いています。おもしろい花なのですが、それを支える茎はとても細いものです。しかし、強い風に吹かれても、しっかりと花を支えています。
　
　心の強い人ほど弱そうに見えたり、頼りなさそうに見えることがあります。
　
　ですが、実際は自分を抑えることのできる強さ、相手の悪意を受け流すことのできる勇気、相手を認めることのできる敬意を持っている人なのだと思うことがあります。
　
　すぐにケンカ腰になる人、自分の考えを曲げない人、自慢話や見栄を張る人ほど心が弱いのかもしれません。自分を抑え、それでいてストレスと無縁でいられる人ほど強い人なのかもしれませんね。心おだやかな生活をしたいものです。

今日の目標
　心の強い人になりましょう

2006.08.09：hs-1119：コメント(0)：[メモ/自分との対話]

病気のありがたさ

　先週まで、目の病気で苦しんでいました。写真は薬をもらうときにいただいたお薬手帳です。たくさんの病気があり、それを治すためにいろいろな薬があるので、それを管理する手帳も必要なのでしょうね。
　
　誰でも健康で長生きしてポックリ逝きたいと思っていることでしょう。しかし、病気と無縁でいるのは難しいことなのかもしれませんね。
　
　しかし、病気になってみますと健康のありがたさ、心配してくれる人のありがたさが分かります。また、病院に行けば自分と同じように大変な思いをしている人が、たくさんいることも分かります。
　
　災難に出会えば苦しいものです。ですが、ほんの少し余裕を持ってまわりを見渡せば、ありがたいこともたくさんあります。誰でも辛いとき苦しいときがありますが、そんな時こそたくさんのありがたいを見つけられたらいいですよね。

今日の目標
　多くのありがたいを見つけましょう

2006.08.08：hs-1119：コメント(0)：[メモ/自分との対話]

水に流す

　小野川温泉の鬼面川に霧がかかっている写真です。日本には済んだことは水に流すという考え方があります。
　
　思い出しても辛くなるだけ、いつまでもグチグチ言うなという訳です。しかし、自分の中に押し込めた思いというのは、消化されないままいつまでも残ってしまいます。　
　
　いつまでも忘れられない悲しい思いや悔しい思いは、私たちを苦しめます。水に流すためには、自分の思いを吐き出さなくてはなりません。自分なりのやり方で心を空っぽにすることが大切です。
　
　誰かの前で声をだして泣くこと、悔しい思いを聞いてもらうことは、恥ずかしいことではありません。素直に心を開けたら、どんなに楽なことでしょうか。

今日の目標
　素直に心を開きましょう

2006.08.07：hs-1119：コメント(0)：[メモ/自分との対話]

子供達の叫び

　思春期の子供には、じっくりと話を聞いてくれる相手が少ないのだそうです。そのために苦しみ、問題を起こすこともあります。
　
　大切なことは子供の問題を単純化しないこと、レッテルを張らないこと、傷ついた人間関係を回復することなのだそうです。
　
　子供の問題の根底には、その子の本当の理解者がいないという問題があるのかもしれませんね。子供達の叫びに耳を傾けなければならないのかもしれませんね。
　
　これは子供だけでなく、誰にでもあてはまることなのかもしれません。誰になんと言われようが、あの人だけは私のことを理解してくれる。そんな人が身近にいてくれれば幸せです。甘やかすことなく、じっくりと話を聞いて理解してくれる相手が、私たちには必要なのでしょうね。

今日の目標
　相手の話をじっくりと聞きましょう

2006.08.06：hs-1119：コメント(0)：[メモ/人間関係]

飛べない鳥

　巣立ったばかりの小鳥の片羽ねにクモの巣が巻き付き、飛べなくなっていました。かわいそうに飛べない鳥です。
　
　私たちもなんだか疲れてしまい、何もする気が起きなくなってしまうことがあります。飛べない状態です。
　
　なにかを失ったり、心が傷ついてしまった時、そんな自分を受け入れていくのは難しく時間がかかります。
　
　そんな時は、これからどのように社会の中で、生きていけばよいのかを考える時期でもあります。時間がかかっても自分に巻き付く、いろいろな感情やしがらみから逃れ、自由に羽ばたきたいものです。写真の小鳥はクモの巣を取りましたら、元気に飛んでいきました。　

今日の目標
　自分なりに自由に生活しましょう
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2006.08.05：hs-1119：コメント(2)：[メモ/自分との対話]

満足な生活

　長い梅雨が明け、暑い夏がやってきました。夏なのだからと分かっていても、毎日暑いですよね。
　
　半年前には大雪の屋根の上で、どけだけ夏を待ちわびたことか。今日の写真は冬に雪が重なってできた洞窟です。夏になれば、寒い冬がなつかしいものです。
　
　どれだけ自分が恋いこがれたものでも、それが自分を満足させてくれるとは限らないのかもしれません。つねに満たされないものがあり、不満が出てくるのが人間なのかもしれませんね。
　
　手に入らないものほど、いつまでもあきらめられません。また、手に入れてしまえば、だんだんと飽きてきてしまいます。満足とは欲しいものがない状態のことなのかもしれません。だからこそ、つねに新しいものを求める人間は満足することができないのかもしれませんね。

今日の目標
　満足できる生活をしましょう
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2006.08.04：hs-1119：コメント(1)：[メモ/自分との対話]

関心を持ちましょう

　昨日、紹介した三沢東部小学校の校庭にある、大きなイチョウの木の写真です。私も父も祖父も、このイチョウの木の下で遊び大きくなりました。
　
　しかし、この近くに産廃処分場が建設されようとしています。このイチョウの木は、子供達はどうなってしまうのでしょうか。
　
　今の日本には解決の難しい問題がたくさんあります。私は多くの人が関心を持ち、自分なりの意見を持つことが大切だと思います。
　
　関心が高まり議論されるようになれば法律も整備されるでしょうし、新しい技術も生まれてくることでしょう。私たちは一人では何もできませんが、思いを同じくする多くの人と世の中を変えていくことはできると思うのです。子供達が安心して暮らせる日本であってほしいと思います。

今日の目標
　身近な問題に関心を持ちましょう
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2006.08.03：hs-1119：コメント(2)：[メモ/自然の中で]