甲子(きのえね)の大黒さま

甲子(きのえね)の大黒さま
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 カモメが同じ距離で屋根に並んでいます。なんだかかわいいですよね。
 
 京都の鴨川沿いではカップルが等間隔で座っています。お互い邪魔にならないちょうどよい距離なのだと、心理学の先生に聞いたことがあります。
 
 人との距離を保つのは難しいものです。遠すぎてはつまらないですし、近すぎては迷惑になってしまいます。お互い適度な距離をとるのは大変です。
 
 気を使う人間関係も多くあり、疲れてしまうこともよくあります。そんなことなら、親しい友人とだけ付き合っていきたいと思うことがあります。でも、それではダメなんでしょうね。いろいろな人から学べる謙虚さと忍耐を持ちたいと思います。

今日の目標
 相手との距離を意識しましょう
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 アジサイとキョウチクトウが並んで咲いています。お互いに引き立てあっているようできれいですね。
 
 人と接する時に、みなさんはどんなことに気をつけていますか。私は自分と相手の違いを、気にしないようにしています。人と接すると、どうしても自分との違いを意識させられます。しかも、自分との違いとは相手の欠点として見えてくることが多いものです。
 
 自分の価値感で相手を見ると苦しくなってしまいます。まったく違う人間を自分の型にはめようとしても無理なのですが、それをしようとしてしまいます。
 
 お互いの違いを楽しむというのは無理なのかもしれません。ですが、できないことをしようとして苦しむのも辛いものです。肩の力を抜き、少し余裕を持ってお付き合いしていきたいものです。

今日の目標
 相手と自分の共通の部分を探しましょう


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 当山のシャクナゲにカブトムシがとまっていました。小野川でも昔はたくさんいたのですが、最近は少ないようです。
 
 カブトムシが欲しければホームセンターへという時代です。ですが、生まれてから死ぬまで檻の中というのは、かわいそうだと思います。もし、自分がすべての自由を奪われ生涯、檻の中で暮らさなければならないとしたらどうでしょうか。
 
 たとえ言葉の通じない動物や昆虫でも、思いやりの気持ちが大切だと思います。思いやりの心に人間や動物という区別はないと思うのです

 「もし、自分が相手の立場だったら」とつねに考えることが大切ですね。「欲しいけど、かわいそうだから、見るだけにする」という心やさしい子供や孫を育てたいものです。

今日の目標
 相手の立場で考えましょう
 




 7月は社会を明るくする運動の強化月間なのだそうです。社会を明るくする運動の広報車を見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 
 年々犯罪は増加しており、交通事件を除く検挙者の37.9%が少年によるものなのだそうです。恵まれない家庭環境、悪い影響を与え合う友人、孤独からの自暴自棄などが犯罪への要因となっていくのでしょう。
 
 悪いことをしてしまいそうな時、それを思い留まらせる命綱がなくなってきています。命綱とは自分の良心、あたたかい家庭、学校の先生、地域の連帯感などです。
 
 地域の連帯感が強かった時代は、誰もが村の子供でした。今はよその子供になってしまいました。下手に説教すれば両親が怒鳴り込んでくることもある時代です。しかし、犯罪から子供を守り、犯罪に走らない子供が育つような明るい社会であって欲しいと思います。

今日の目標
 地域の連帯感を意識しましょう
 




 先月の旅行から帰り、家でお茶を飲んだらホッとしました。やはり家が一番落ちつくのかもしれませんね。写真は当山の縁台です。静かに座り小野川を見渡すのは気持ちがいいですよ。
 
 みなさんはどんな時にホッとしますか。仕事が終わり友達と会うとき、家に帰り家族と談笑するとき、それとも自分の部屋で一人になったときでしょうか。
 
 ホッとするのは、それまで知らず知らず緊張していたからかもしれません。今の時代は緊張することが多い分、疲れもたまってしまいます。
 
 一日中ホッとしていることはできませんが、ホッとできる時間や仲間を多く持ちたいものです。頑張らなくても、ありのままでいることを許される自分なりのホッとスペースをたくさん持ちたいものです。
 
今日の目標
 ホッとできる時間を持ちましょう





 シャクナゲの花が終わり、新芽が伸びてきました。まず、花をつけ子孫の繁栄を図り、それから自分を大きくするわけです。
 
 自然の世界は自己犠牲的です。子供ために仲間のためにと、自分の命を投げ出すこともしばしばです。
 
 では、人間はといいますと自己中心的です。「まず、自分が」という思いから、なかなか離れられません。でも、子供を育てるお母さんは、とても献身的です。女性はすごいなと男性の私は反省させられます。
 
 家族を思う心、友達を大切にする心、人に尽くそうとする心。自分の中にある人を思いやる心を大切にしたいと思います。自分を犠牲にしなくとも、誰かのために、できることはたくさんあるのですから

今日の目標
 献身的な一日にしましょう




 お店に行きますと、非常に丁寧なのですが違和感を感じるときがあります。あたたかみがないというか、マニアル通りという印象を受けてしまいます。
 
 毎朝、神棚や仏壇にお水を供えるという方もいらっしゃるでしょう。ですが、神様仏様が飲むということはありませんよね。では、なぜそんなことをするのでしょうか。
 
 私たち人間は実際の行動がないと、なかなか心を添えることができませんし、長続きしません。ですから、お水をあげるという実際の行動ではなく、その形に心を添えることが大切なのです。
 
 人と接するときでも形だけの社交辞令ではなく、あたたかい心を添えられる人間になりたいと思います。表面的なところで付き合うのではなく、あたたかい心の交流が、私たちには必要だと思うのです。心の凍てついている現代人には、特に必要なことなのかもしれませんね。

今日の目標
 行動にあたたかい心を添えましょう






 倉庫の掃除をしていましたら、小学校の時にいただいた賞状が出てきました。無欠席、夏休みの自由研究、運動会などのなつかしい賞状です。
 
 小学校の時は誰でも賞状をもらえるようになっていました。でも、大人になると、なかなか賞状をもらう機会はありませんよね。
 
 私たち人間はいろいろな形で、自分のことを認めてもらえると嬉しいものです。自信にもなりますし、励みにもなります。ですが、大人の社会は「やって当たり前」の世界です。責められることはあっても、ほめられる機会は少ないのかもしれません。
 
 私たちは相手をほめることも、けなすこともできます。自分の言葉で相手をやさしく包み込むか、自分の言葉を相手の心に突き立てるのか。どうせなら、お互い認め合い、気持ちよく一日を過ごしたいものですね。

今日の目標
 ささいなことでも、ほめてあげましょう





 スズメバチが一生懸命に巣を作っています。昨年も蜂が多かったのですが、今年も多いのかもしれません。
 スズメバチも生きるために子孫を残すために、頑張っています。しかし、スズメバチに刺されれば命を落とすこともあります。できれば、人里離れた山奥に巣を作ってもらいたいものです。
 
 人間の世界でも、一生懸命に頑張っていることが他人の迷惑になることもあります。自分の願いとまわりの期待を一致させて頑張るのは難しいことなのかもしれませんね。
 
 現代は欲望に忠実であれとまでは言いませんが、自分を中心にして生きていくことが多い時代です。ですが、まわりの人が自分に何を求めているのか、知っておいてもいいと思うのです。

今日の目標
 まわりの人の思いを聞いてみましょう

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 人間は社会的な生き物ですので、集団所属の欲求があるそうです。仕事でもプライベートでもグループに入ると安心できるそうなのです。
 
 よく「類は友を呼ぶ」といいますし、セルバンテスは「あなたがどのような人間か当ててあげましょう。そのかわりあなたの友達のことを教えてください」と言ったそうです。
 
 一人一人はいい人なのに集まってしまうと、つい悪さをしてしまうグループがあります。反対に一人一人は目立たないのですが、集まると大きな力を生み出すグループもあります。
 
 私たち人間は良くも悪くも人に流されます。大切なことはどちらに流されるかということです。みんなでバカをやり気づいたら留置場だったというのでは困ります。気づいたら何か大きなことを成し遂げていた、そんな仲間に恵まれたいものです。写真は四月に撮った福寿草の写真です。どうせなら仲間と共にきれいな花を咲かせたいものです。

今日の目標
 善き友達を大切にしましょう





 親戚の大工さんに、私の部屋を直してもらっています。写真は作りかけの壁です。実際に家がどのように造られていくのか、はじめて知りました。とても私には真似のできない仕事です。
 
 一つの家を建てるのにも大工、電気屋、ガス屋、水道屋、建具屋、トタン屋さんなど、いろいろな人の仕事が合わさって造られていきます。同じように、私たちはそれぞれ仕事や家庭に役割があります
 
 私たちは自給自足などできませんから、多くの人に頼って生きています。また、人から頼られて生きていくのが私たちだと思うのです
 
 あなたがいなければ困るというような役割を、職場でも家庭でも持ちたいものです。誰かに必要とされるからこそ、私たちは頑張れるのですから

今日の目標
 自分の役割を頑張りましょう




 小野川の川も釣りが解禁になりました。写真は鬼面川なのですが、水の中にいる魚の動きを読むのは難しいものです。以前の投稿で、会話よりも身体的な表現のほうが多くのことを伝えていると書きました。

 場の空気というものがあります。たとえば、みんなでお酒を飲んでいて、みんな言葉には出しませんがそろそろ終わりにしようという空気になります。そんな時にお代わりを頼んでしまう人がいます。
 
 本人は気づいていませんが、まわりの人は沈黙したままいろいろな会話をしています。大人になりますと、なかなかストレートに口には出せないことが多くなるようです。ですから、場の空気が大切になってきます。ところが、自分の思いでいっぱいになっていますと、空気が読めなくなってしまいます
 
 私もたまに一人だけ浮いていると感じることがあります。そんな時は場の空気が読めていないときなのでしょう。人と付き合っていくのも難しいですよね。

今日の目標
 場の空気に敏感になりましょう






 テレビを見ていると誰もが評論家になり解説者になっています。でも、日常の生活の中で評論家になるのは困りものです。時々、反省させられることの一つに、まわりの人への評価があります。良くも悪くも人に対して評論家になっいる時があるのです。
 
 人間の弱さの一つなのでしょうが、評論家になってしまうと、どうしても相手の欠点ばかりが目につくようになってしまいます。相手の嫌なところばかりに気をとられると、余計に付き合うのが難しくなってしまいます
 
 古くからの親しい友人とは、なにも考えずにありのままで付き合うことができます。相手の一部分だけを切り取って付き合うことのないように、評価するのではなく、ありのままなにも考えないで付き合うのが一番楽なのかもしれませんね。写真は小町山の青葉です。きれいな自然を見て、頭の中を空っぽにしましょう。
 
今日の目標
 いろいろなことを考えないで付き合いましょう






今年の桜は遅れてしまい、連休の中頃になってやっと満開となりました。できれば、連休の初日からという期待通りにはいかないものです。
 
 私たちは誰しも自分の「こうしたい、こうありたい」という希望を持っています。しかし、それと同じようにまわりの人もあなたに「こうして欲しい」という期待を持っています
 
 自分の希望とまわりの期待が一致すれば、あとは頑張るだけです。しかし、希望と期待が、すれ違ってしまうと大変です。うまく調整できればいいのですが、多くの場合どちらかが我慢しなければならなくなってしまいます
 
 私たちは「反対されそうだから」とか「無理に押しつけたくないから」と言って、しっかりと話し合う機会を持たないようにしているのかもしれませんね。遠慮しながらも譲れないから関係がおかしくなってしまいます。まずは相手の話を聞くことから、はじめてみませんか。

今日の目標
 遠慮しないで話し合う習慣を持ちましょう 








 以前、愛情と甘やかしの違いはなんでしょうと聞かれたことがありました。私が思いますに、子供が一人で生きていけるようにするのが愛情だと思います。ですから、厳しいことも言わなければなりませんし、心配に耐えて見守らなければならないときもあります。
 
 甘やかすとは子供の未熟な部分をそのままにして、親が補ってしまうことだと思います。子供はいずれ自立していかなければなりません。写真は苔の写真です。夏の暑いときなどは乾燥し、かわいそうで水をかけてあげたくなります。しかし、水をかけ始めると、つねに水をかけなければ生きられなくなってしまうそうなのです。
 
 わがままを通させれば、我慢することを学べません。嫌なことを変わってあげてばかりいると、好きなことしかできなくなってしまいます。辛い思いをしているときに「あなたのせいではない」と繰り返せば、反省することがなくなってしまいます
 
人は誰しも頼られたいという気持ちを持っています。自分の子供ならなおさらでしょう。「この子は私がいなければ」という気持ちをぐっとこらえることも、子供のためには大切なことなのかもしれません。

今日の目標
 相手を見守ることを心がけましょう