histoire
▼無題Q
狂気を孕んだ貴方の目が好き
獸みたいに獰猛で
人間みたいに臆病な
誰も貴方の涙なんて望んでないわ
涙なんかじゃ満足しない
貴方はもっと獸らしく血を滴らせながら生きるの
自分のものか 他のものかなんて
分からなくなればいい
傷ついて、傷つけて生きて行くの
最後まで狂ったように生きてみせれば
貴方を見ていたたった一人の観客が貴方の下の血溜まりの中にたった時
快楽への扉が開くわ
貴方の血しぶきを浴びながら
腕に滴る血を舐め取ると
冷たくなった貴方にやっと満足してくれるから
2005.07.17:sasa
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