histoire

▼無題D

無様な僕ら
繰り返す明日
違う未来はないのか?

無力な僕らは
ただ明日を眺めるだけ

橙の太陽が歪んでいくのを
見て取って
ただ意味もなく溜息をひとつ

明日の展望が不安でも
待ってはくれない朝の陽に
聞こえもしない溜息ひとつ

座り込むことも出来たケド
悪あがきで歩いて見た
誰も知らない迷路小路

何も得るものなどなくてもいい
がむしゃらにただ前へ
回り道であってもいい
それでも確実に 一歩ずつ前へ

無力な僕らは
ただ明日を眺めるだけ

それでも僕らは自分の足で
前に進めることを知った金曜日

2005.07.16:sasa

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