『ながせひろ子』パティシエママblog

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フランス菓子を基礎から教えて下さった加藤久美子先生。
主人と結婚の報告に伺った10日後、火事でお亡くなりになりました。
毎日寝る間もなく、お菓子の仕込みをした頃が懐かしく思い出されます。
先生が亡くなる直前に出版された著書『誰もが喜ぶ贈るケーキの作り方』
最近ようやく本を開けるようになりました。「お菓子も人生も愛」先生が
私に送って下さったメッセージが真っ先に飛び込んできました。
紅玉のりんごの季節です。初心にかえって「りんごのタルト」を作って
みたくなりました。
2006.10.07:ながせひろ子:count(6,977):[メモ/パティシエお菓子日記]
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お菓子とフルーツ
結婚の報告に二人で上京し、それが僕にとって最初で最後の加藤先生との対面でした。
素材としてのフルーツを手に入れることが、なかなか
難しいというお話を聴き、これからは僕が力になれればと思っていました。早速、バレンタインのチョコレートに金柑を用意させてもらいました。
 金柑は生食で美味しいものが店頭に並ぶのが多いのです。甘露煮が主な食べ方だった露地栽培ものは、通常出回っていませんでした。大田市場から取り寄せてお送りしました。生食で美味しい金柑は、完熟させることで皮が厚くなりそれが甘くなるのです。露地物は
皮が薄く、程良い酸味の果肉がたっぷりありそれと
チョコレートのハーモニーが格別でした。これが先生の最後の作品でした。
2006.10.07:ながせまさゆき:修正削除
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