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▼ヤング・マーブル・ジャイアンツ
KERA・MAP#004 ヤング・マーブル・ジャイアンツ
ダンスあり、グロあり、笑いあり、不条理あり、エロありの2.75H
総勢35名のダンスで始まります。
ケンタロウは学校でリストカットで入院し、
クラスメイトと担任はちとおかしいし。
ケンタロウの姉で眼帯の女、ケシザキ。
不倫相手が自殺。彼への愛に眼球を自分でくりぬいた。
彼女の同僚は荷物を運ぶが目的地に着かず、さまよい歩き、
なぜか風俗嬢になってる。
荷物をもってさまようのも、不倫してるのもケシザキの妄想。
弟ケンタロウは病院で知り合った患者の妹に一目惚れするが、
だまされ貢がされて。
その患者は、お局看護婦の変な逆恨みで殺され、その葬式。
妹も落雷で死んでしまう。
弟のクラスメイトははじけます、「どこまでもゆこう」と歌いながら。
と、ストーリーらしいストーリーはないですし、
間の笑いで、忘れてたりします。
かなり適当です。
で
大人数ならではの演出がいたるところでありました。
最初のダンスや、
ケシザキとケンタロウが複数出没したり、交互に台詞まわしたり。
この劇場は2Fと3Fにキャットウォークがあるのですが、
その使い方もイケてました。
奥の舞台と手前の舞台、その間のスクリーン、手前の舞台のセリ上がりも
ぜーんぶ使っての演出でした。
最後には舞台奥のトビラ(大道具とかの搬入用なので
民家が丸見えです)を開いてそこに役者みんなが去っていきます。
初日だからよかったものの、二日以降そのトビラが開くのを待ってるアホ
とかいないのかなぁと変な心配。
で、途中、何人か裸になっちゃうんです。
黒ブラしてた中学生はなんとなくそんな感じがあったのですが、
マドンナで泣き虫の柏木が全裸にはびっくりです。
でも KERA・MAP(化裸地図)ってパンフに書いてありましたので
予定調和だったのかしらん。前回の「砂の上の植物・・」では
化裸って書いてあったのか、パンフ買ってないので、なんとも。
振り返って、ボーっと考えると、やっぱ当然ながら、「若手」「新劇場」ってのがテーマなんすかねぇ。
若造の演技は、勢いはすごい感じましたし、大人数なので
その勢いも倍増でした。
新劇場の使える設備は全て使う意気込み(?)も、伝わったし、、
私はストーリーがちゃんとあったほうが好みですが、
これはこれで満足しました。
観劇当日はかなりドタバタして、ぎりぎりの吉祥寺到着
(アキチン、スマン)。
2.75hの長時間で終わった後もあまりゆっくり出来ませんでしたが、
あの劇場近辺はピンク街が近いことを除けば、良い立地で
cafeとかもいい感じでした。今度、ゆっくりしてみたいかなと。
画像 (小 中 大)
2005.06.25:himasinaga
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