ひかり補聴器

●補聴器Q&A

Q:なぜ試験貸出をする必要があるのですか?

A:補聴器の効果は環境や話し相手によって大きく変化します。店内で聞こえが良好でも実際の生活環境で高い効果が出るとは限りません。又、初回の調整で最高の聞こえが得られるのはまれなことです。使用しながら問題を発見し、試聴期間中に再調整を繰り返して問題を解決していく必要があります。お客様が購入しようとしている補聴器が本当に自分の役に立つか、満足して使っていけるのかを考えて頂く為に、試聴貸出は必要不可欠なものだと当社は考えています。


Q:どれくらいの期間貸してもらえるのですか?

A:最長で1ヶ月までお貸しします。しかし、殆どの方は2週間ほどお試しになると補聴器の良い点、悪い点を理解され結論を出されるようです。


Q:いくらぐらいのどんな補聴器を貸してもらえるのですか?

A:お客様の希望されたどのような補聴器でもお貸しします。価格帯は4万〜60万と幅広く、形や大きさも様々ですが、当社の取扱商品全てをお試し頂けます。


Q:長く貸してもらったのに返却するのは、悪い気がする。今は役に立たないが、数年後困ったときに使えるように購入したいのだが。

A:申し訳ありませんが当社では販売をお断り致します。どんな補聴器でも、一生涯使い続けられるものはありません。機械ですので故障、劣化は必ず起こりますし、いつかは寿命がきます。又、お客様の聴力や耳の形、生活環境も数年すれば変化していくでしょう。今現在効果のないものが、数年後役に立つ保証は全く有りません。補聴器技術は日々成長を遂げていますので、今回は返却頂き、お客様が満足されるような補聴器が完成した折には、再びお試しいただきたいと思います。


Q:他店で購入した補聴器でも、自宅まで来て診てもらえますか?

A:もちろんお伺いします。欧米に比べると、日本の補聴器専門店の数は非常に少ないといわれています。中心都市の駅前に店が集中し、郡部には殆ど見受けられません。市街地の方でも、郡部の方でも補聴器のトラブルは平等に発生しますが、郡部の方のほうがメンテナンスを受けづらいのが現状です。当社では他店、当店購入に関わらず補聴器でお困りの方がいれば、点検、相談のみでもお伺いします。


Q:仕事中の会話が一番大切なので、職場で調整してほしいのですが。

A:お客様が実際使用する環境で調整を行うのが、もっとも理想的です。日時、場所を指定して頂ければ喜んでお伺いします。


Q:なぜ定期訪問が必要なのですか?

A:補聴器は常に体に密着している為、汗や耳垢の影響を受け続けています。その為、一般の家電製品よりも故障の可能性が高く、メンテナンスが重要といわれています。又、仮に一ヶ月試聴後購入された方でも補聴器が体の一部といえるほど使いこなせている方はそれほど多くありません。お客様のほうからご連絡頂いても、もちろんお伺いいたしますが、当社で定期訪問予定をたて、確実なアフターフォローをすることによって、安心、満足を提供する事が出来ると考えています。


Q:店の近くなのでわざわざ来てもらわなくてもいいのですが。

A:定期訪問サービスは希望制です。お客様のご都合でご自宅、店頭とお選び頂けます。


Q:お年寄りは曜日に関係なく時間が余っているような気がしますが。

A:そうでもありません。病院の定期受診、デイサービス、カルチャー教室など、今の高齢者は曜日により予定、計画を立てて生活しています。又、補聴器装用は家族の理解も必要な為、ご家族を交えての相談をお勧めしています。ご本人、ご家族共に休日でなければ困る、という方もたくさんいらっしゃいます。加えて、当店のお客様は高齢者ばかりではありません。先天性難聴の児童からサラリーマンの方までさまざまです。学校、仕事などを考えると日曜を選んで来店する方が多いようです。


Q:補聴器をつけるときは病院で診てもらわなくてはならないのですか?

A:コンタクトレンズのように、医師の診断書や処方箋が必要というわけでは有りません。しかし、もし治療で聴力が回復するのであれば補聴器は不必要です。受診料はお客様負担となりますが、まずは病院での診察ををお勧めしています。又、聴力測定や耳の状態によっては、必ず受診されるようお願いする場合もあります。


Q:補聴器には健康保険が利かないのですか?

A:健康保険は適用されません。公共の支援制度としては身体障害者福祉法を利用される方が一般的です。ある一定以上に聴力が低下した方は聴覚身体障害者認定を受ける事が出来ます。認定を受け申請すれば、世帯の所得によって負担金が変化しますが年金収入のみ世帯の方なら、ほぼ負担無しで補聴器を装用することが出来ます。


Q:補聴器は必要だけど、経済的余裕がありません。いろいろな制度があるなら利用したのですが。

A:現状の日本の福祉制度では、補聴器に関する支援はごく限られています。さらに制度の殆どは申請しなければ効力が無く、自治体のほうから積極的に制度内容をPRすることも殆ど有りません。当社では限られた制度の中で、少しでもお客様の負担を軽減させる為、頻繁に各自治体の福祉担当者と情報交換を行っています。お客様に該当する制度があった場合、制度のメリット、デメリットを説明いたします。必要であれば私共で手続きの代行や役所への詳細連絡等も無料で行っております。


Q:納得するまで試した上で購入したのだから、返品する方はいないのでは?

A:確かに満足いただけた方だけに販売していますので、返品希望の方はごくまれです。しかし、時間の経過と共に気持ちが変化する方もいらっしゃいます。家族や知人の意見や、補聴器に関する情報を得る事によって、購入した事に疑問を持ち始める事もあります。「紛失しにくいように大きな補聴器を選んだが、友人に目立ちすぎると言われた」「普段は快適だが、講演会を聞きにいったらよく聞こえなかったので、もっと高性能なものが良くなった」など、いろいろな例があります。当社では、お客様が希望されれば、いかなる理由でも返品を受け付けています。


Q:紛失補償とは何ですか?

A:近年は補聴器が小型化され、高齢者にとっては紛失が心配の種になっています。通常補聴器にはメーカー保証がついていますが、紛失まで対応するものは殆どありません。「購入して一年しかたっていないのに紛失し、高額にもかかわらずやむなく新しく補聴器を 購入した」という話はよく聞きます。そこで当店では、購入後一年以内に紛失した方が購入を希望された場合は40%を、2年以内ならば30%を当店で負担することにしています。紛失した補聴器が他店購入のものであっても、補償は適用されます。


Q:なぜ、他店購入のものまで補償するのですか?

A:確かに紛失された責任は当店に無いかもしれませんが、お客様がお困りになっている事にかわりはないはずです。さらに、一販売店レベルで考えず補聴器業界全体で考えれば「補聴器はなくすとどうしようもないから着けない」という人が増えるよりは、「なくしてもなんとかなるから着けてみよう」という人が増えたほうが、お客様にとっても業界にとってもプラスになるのです。


Q:何度も調整して、やっとうまくいっている補聴器が故障してしまいました。修理に10日間もかかるそうですが、その間補聴器が無いと大変不自由します。代わりの補聴器は貸してもらえるのでしょうか。

A:はい、代替の補聴器をお貸出いたします。当店にお客様の聴力データが無い場合は、まず聴力検査から行います。その後故障中の補聴器から特性データを調べとり、両方のデータを検証して最も効果的な機種を調整しお貸しします。もし、お使いの補聴器が旧式のものだったとしたら、代替の補聴器のほうが聞こえが良くなるかもしれません