羽田設計事務所
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整備推進事業ビジターセンター
山々の緑に常に囲まれて生活している私達。いつのまにかそれが当り前となり、そこから受けているすばらしい恵みを忘れがちになっているような気がします。そのような中で、もう一度自然の豊かさを考え共存し、自然をいつでも身近に感ずる文化を創出することが今回の一番大きなテーマと捉えました。つまり、そこに居住している人や訪れる人が、気軽に、できることから継続的に自然を取り入れた自分達の環境を考え、創っていける場が求められているのだと考えます。 そこで私達はこのビジターセンターを、内外部が緩やかに繋がり人々の活動が透けて見え、訪れる人の好奇心をかきたて、さらに、眺望を取り込み、地形に逆らわない形態とすることで視覚的・空間的に周辺環境と一体的に感じられ、リラックスした雰囲気の中で創造力を刺激する、どこからともなく「一緒にしませんか?」という声が聞こえる、様々な活動に参加したくなるような場とすることを目指します。 |
河北町地域交流センター設計競技
かつての「みち」や「路地」、「路地裏」には適度な密度感と何か人をかりたたせる魅力と楽しさがありました。私達は中心市街地建つ交流施設・広場としてこのような場が相応しいと考え、まちの「みち、路地、路地裏」となる場を提案します。 |
温浴施設及び農林水産直売
食材供給施設設計プロポーザル わたしたちは風のように消えゆく環境としての建築をつくりたいとねがいました。 「どこからともなく優しい風が渡り、どこからともなく柔らかい日が差し込み、どこからともなく小鳥のさえずりが?」 古今東西、神話や伝説の中で語り継がれた理想郷の表現には共通点があります。理想郷が万人の夢ならば「どこからともなく?」とは重要なキーワードです。すなわち、その対象を意識させずに、何にも制約されることなく、その快適さを楽しみ浸れることが最上の環境なのです。 豊かな自然と眺望を前に、温泉、新鮮な食材、おいしい食事、そして交流があります。ここでは訪れる人が主体であり、これらを楽しむことが目的で、それをサポートすることが建物の役割なのです。スペース・環境を用意しながら、建築の存在が消えていくことで、周囲の自然、人々の行為が浮かび上がってきます。よく目にする材料、どこにでもある切妻屋根が、ここでしか得られない魅力を引き立たせるのです。 これは無理のないあるがままの状態でもあります。力まかせの強引さを否定し、身近な材料を使って見慣れた単純な形を素直に造ること、その意図が訪れる人にも伝わり、リラックスできる環境となるのです。 建物の中にいながらそれを意識させないこと、求められる機能を十全に果たしながら、存在を感じさせないこと、透明で風景に溶け込むことが、この場所に建つこの施設に求められるのだと考えます。 |
今日の日本の停滞は「目標・達成・評価」の教育システムに警鐘をならし、「主題・探求・表現」モデルへの転換を促しているように見える。言い換えると、戦後長い間過剰適応してきた工業社会から、情報社会へ移行過程で起こっている様々な社会現象が、学校を「教師が生徒に教える場」から「生徒が主体的に学ぶ場」へと変える大きな契機をつくりだしていると考えられる。ここでは、主題を生徒みずからが発見し、生徒同士や教師が一緒になって深合えると同時に、さらに郊外へと開かれたネットワークが、より広い社会的文脈を基礎とする探求を実現し、学校と地域との 連携が多様な人々に支えられた学びを可能にする「共同体としての学校」を提案したい。そこで、われわれは学鳳高校を「生徒が主体的に学ぶ共同体としての学校」とするために次の三つの提案をする。
・生活クラスターのある学校 ・学郡エリアが スーパーマーケットのような学校 ・地域・世界とネットワーク化する学校 |
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西川町に育ち、西川町に学ぶ
普段何気なく過ごしている私たちの生活は、いろいろな人々や環境に支えられ、恵みを受けています。西川町の豊かな自然、地域社会、世代を超えたかかわり、唯一無二でいとおしいこれらとの関係も子どもたちの貴重な財産です。私たちが提案する学校はそんな西川町の本当のよさを再発見し、身近に感じながら、自らも成長できる学校です。
この考えをもとに、統合小学校建築の基本理念を実現するために以下の3つの骨子にそって提案を行います。
■成長や、多彩な学校生活に応じたふさわしい場の提供
■地域社会や豊かな自然からの恵みを実感できる学校
■将来の変化にも柔軟に対応、永く親しまれる学校
西川小学校建設計画ホームページ