カシラーナカ

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 消防団は火災発生時以外でも出動しなければならない時がある。

 その中のひとつが「水防」、つまり洪水の警戒や被害の軽減を図ることも消防団の役目なのだ。土のうを積んだりしなければならないので、大変な重労働である。

 以前、我が班の管轄内で大雨により川が増水し、民家の庭が水没したことがあった。川からの流入を防ぐため土のうを積んで、庭の水をポンプで吸い出す作業をしていたが、人手が足りず、隣の班から応援に来てもらうことになった。

 水没した庭の真ん中には池があるのだが、庭全体が水没しているので見ても分からない。それを知らずに両手に土のうを担いできた隣の班長が…

 ドッボーーーン!!

 池に落ちた。両手に土のうを持っているので、当然沈む。
 何とか立ち上がり再び水面上に出た隣の班長は、それでも土のうを手から離していなかった。隣の班長、グッジョブ!
 みんなが大笑いする中「そこ池あるよ」と私が言うと、「先に言えー!!」と隣の班長。ごもっとも。

 民家への浸水は防げたが、隣の班長のケータイへの浸水は防げなかった。無念…。次回の水防には防水ケータイをおすすめしたい。
2010.12.11:カジヴァーノ埋立地:count(1,468):[メモ/消防団活動]
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