班長のつぶやき
今日、消防本部で辞令交付式があり、正式に班長として任命されました。
でも、辞令用紙もなければ名簿はおろか一切の資料もなくて、相変わらず何が何だかさっぱりな状況はそのままだ。団長ってなんて名前の人だっけ…?前も全然見えないし、ヒマだった。 そんなチンプンカンプンなまま解散になったと思ったら、外でみんなが整列しだした。とりあえず並んでみるが、どうやら消防自動車での防火パレード開始の集合らしい。自分一人だけ勘違いして並んで、アホみたい。なんか、アウシュビッツ強制収容所のホロコーストにも並んでしまいそうな私…。こんなのが班長やってたら、班員みんな集団自殺しちゃいますから。レミングスみたく。 ...続きを見る |
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ちなみに班の収支決算書は、私が昨年から作成しており、たぶん班設立以来初めての試みだったと思う。そのため、その決算書上から班の財政面において驚くべき事実が判明したのだった。
まず収入については、消防団からの出動手当金や報酬等が全体の約1/2を占め、残りが班員による積立金や負担金で1/4、地区からの助成金や雑収入で1/4といった割合になっている。これは特に問題がない。問題は支出だ。他への寸志やお祝いなどのわずかな交際費用を除けば、ぶっちゃけほとんどアルコール代だ。ほぼ収入=酒。酒を飲むためだけにお金を集めているようなものだ。よく世間では「消防団はヒマさえあれば酒飲んでばかり」という偏見を持つ人が多いが、ちょっと待って欲しい。それは偏見ではなく揺るぎない事実だ。…っつーか、冒頭「驚くべき事実」なんて言ったけど、別に驚くほどのことでもない。
ただ正直、はたして酒飲む以外にお金を使うことがあるのだろうか。消防団活動で使うのは金じゃなく、もっぱら己の肉体と精神のみではないのか。いくら科学が進歩して機械設備が充実しようとも、災害に立ち向かい人を救うにはやっぱり強い心と熱き血潮が必要だ。大事なのは金じゃねぇぜ。火災よりも激しく燃えるこのハートさ!
あー、なんかテンション高くなってきたぁ!よーし、この調子で冷蔵庫からもう一本ビール持ってこようっと。やっぱ飲まなきゃやってらんねぇっつーの、こんなの。
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