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♪開催報告 ~こども能楽ワークショップ~

  • ♪開催報告 ~こども能楽ワークショップ~

こんにちは。置賜文化ホールです! この写真、何度見ても、かわいくて癒されます。。

去る5月18日の土曜日、午前は米沢会場、午後は白鷹会場で、こども能楽ワークショップを開催しました。

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今回は東京にある「萬狂言」さんと「米沢金剛会」さんの強力なバックアップのもと、下は3歳から上は小学6年生まで実に幅広い年齢層のこどもたちが参加し、ドキドキワクワクの楽しい体験学習ができました。

まずは狂言について。能楽は世界最古の演劇で、能面を着けて幽玄の世界を表現する能と、能よりは少し新しい時代にできたセリフで物語を回し、笑いを誘い、教訓を問いかける狂言、二つのお芝居の違いを教えていただきました。

狂言では、あたかもそこに背景や道具があるかのように表現しなければなりません。参加者みんなで、笑いかた、泣きかた、柿の食べかたなど、実際に体を動かしての表現にチャレンジ!物怖じせずに大きな声をだして身振り手振り、とっても上手でした!

 

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続いては本物の能舞台に上がって能の謡いに挑戦。むかしの言葉や節回し、ちょっと難しかったかな?能面をつけて歩くのは楽しそうでしたね。よく頑張りました!

 

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次は泣く子も黙る?蜘蛛の巣をぶわぁ~~っと広げる場面の体験です。いきなり妖怪変化の必殺技を繰り出すのは難しいので練習用の道具を使ってコツを習いました。さあ、いよいよ実践です!先生のお手本を見てみんな口をあんぐり、すぐにワーっと大歓声。見学の大人も大歓声。先生方はニンマリ?代表の3人も妖怪変化になりきって蜘蛛の巣を発射!

 

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狂言の楽しさが少し理解できたところで、最後に萬狂言の狂言師による「口真似」を鑑賞しました。

狂言は四方に柱があるだけのとてもシンプルな舞台で演じますが、セリフが分からなくても、場面ごとに想像力を働かせて見てみると、面白さが3倍、4倍にもなる洗練されたお芝居です。小学校入学前の子どもたちも時には声をあげて笑っていました。

 

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伝国の杜では、こども狂言クラブを運営しています。そこでは一般のお子さんが狂言師の指導で狂言を習い、年に数回ほど発表しています。日常の刺激から少し離れて、心を落ち着けて想像力を働かせるお稽古は、豊かな人間性を育んでくれると、保護者の信頼も絶大です。よろしければお稽古場をちょっとのぞいてみませんか?メンバー大募集中です!

2019.05.24:denkoku:[ホール情報]

上杉文華館 米沢初入部250年記念「上杉家文書」に見る上杉鷹山

2019年度の上杉文華館は「米沢初入部250年記念「上杉家文書」に見る上杉鷹山」と題して、館蔵の国宝「上杉家文書」に伝えられた文書やほかの館蔵資料を通して、鷹山の人生の一コマを紹介していきます。

 

【展示期間】2019年5月25日(土)~2019年7月23日(火)

 

《改革をめぐって》

 鷹山は、宝暦元年(1751)7月20日、高鍋藩主秋月種美の二男として江戸に生まれました。母方の祖母が4代米沢藩主上杉綱憲の娘でした。宝暦10年10月19日、8代米沢藩主上杉重定の養子として上杉家の江戸上屋敷桜田邸に移りました。そして、明和4年(1767)4月24日、上杉家の家督を継ぎ、数え年17歳で9代藩主に就任しました。ここに財政難に苦しむ米沢藩の再建が若き藩主に委ねられました。その2年半後、明和6年(1769)10月、鷹山は初めて領地米沢に足を踏み入れました。

 次期藩主となる大名の子息は、江戸藩邸に暮らすことが決まりでした。国元で生まれても幼いうちに江戸へ上ります。家督を継いで大名となり、将軍から暇を得て帰国しますが、藩主として初めての帰国は特別のことでした。藩士らにとっての新しい主人であり、新しい関係の始まりでした。例年行われる行事でも、この時ばかりは特別の次第で行われるものが少なくありませんでした。

 2019年度第2回は「改革をめぐって」をテーマにします。改革を執行する上での配慮や苦悩を垣間見られる資料を国宝「上杉家文書」から紹介します。また、鷹山の初入部に関する資料も展示します。

 

上杉文華館では、「国宝上杉本洛中洛外図屏風」(複製)も公開しています。今回は1995年制作の複製です。原本制作時を想定して複製したものです。

 

▼ コレクショントーク

  2019年6月2日(日)

  2019年7月7日(日)

  14:00~14:30

  場所:常設展示室 上杉文華館

  ※入館料が必要です。

 

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2019.05.24:denkoku:[博物館情報]

特別展「上杉家 葵の姫のものがたり -徳川家三姉妹の守り刀-」のみどころ紹介

現在、好評開催中の

特別展「上杉家 葵の姫のものがたり -徳川家三姉妹の守り刀-」のみどころ

をご紹介します。

今回、初公開の資料が数多く展示されています。そのなかでも、近年博物館で収集し、このたび初めて展示している薙刀をご紹介します。

薙刀 銘 梅忠美平 作
叢濃梨子地葵紋唐草蒔絵 薙刀拵  一口
江戸時代(17世紀)
薙刀 長さ 44.4 反り  2.1

本資料は米沢藩四代藩主・上杉綱憲の正室紀州夫人徳川栄姫輿入れの際持参したものと伝わりましたが、その典拠はさだかではありません。

大名道具の格式を示した流麗な拵がついています。?、蒔絵、鞘覆いには菊縁葵紋が付いています。

この葵紋は高須松平家と特定でき、蒔絵が江戸後期の作風との指摘から13代藩主上杉茂憲の2番目の正室・松平幸姫持参の可能性が高くなっています。

刀身だけでなく、拵や鞘覆いも含め一式を展示しております。ぜひ、ご覧ください。

特別展の詳細はこちらをご覧ください。

https://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/110aoi.htm

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

 

 

2019.05.09:denkoku:[博物館情報]

講演会とトークイベントのお知らせ

特別展「上杉家 葵の姫の物語 -徳川家三姉妹の守刀-」

講演会とトークイベントのご案内です。

 

【講演会】

5月11日(土)14時より伝国の杜2階大会議室にて

「尾張徳川家の姫と婚礼調度」と題して

吉川 美穂 氏(徳川博物館マネージャー学芸員)による講演会がございます。

 

参加無料で定員は先着120名様となりますので、ぜひご参加ください。

 

 

【トークイベント】

5月19日(日)14時より伝国の杜エントランスにて

「葵の姫のものがたりと上杉家」と題して

トークイベントを開催いたします。

 

上杉家とゆかりの深い

前田・讃岐松平・徳川宗家・越前松平・保科・上杉・鷹司・大坪(順不同)の当主夫妻が登壇されます。

 

参加無料で定員は先着200名様となりますので、お誘い合わせの上、お越し下さい。


 

 

特別展「上杉家 葵の姫の物語 -徳川家三姉妹の守刀-」

【期間】 2019年4月20日(土) ~ 2019年6月9日(日)

【休館日】5月22日(水)

【開館時間】9:00~17:00(チケット販売は16:30まで)

【入館料】 一般 620円(490円)高大生 400円(320円)小中生 250円(200円)

     ※( )は20名以上の団体料金

     ※常設展とセットのみ

♦入館料無料の日 

 5月18日(土) 国際博物館の日 どなたでも入館無料!

 

皆様のご来館を心よりお待ちしております!

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2019.05.07:denkoku:[博物館情報]

データベース更新のお知らせ

当館と市立米沢図書館の所蔵資料(一部)を検索できる、

「文化財総合データベース」に当館所蔵資料の情報を追加しました。

新規公開資料のうち、いくつかをご紹介します。

 

1、歴史関係
・A1978-001 宇津江家文書(兼続宛書状などを含む)
・A2015-003 上杉亀雄家文書(近代の上杉家分家)

・A2012-012 フーフェラント 「医学必携」 (幕末の日本にも大きな影響を与えた医学書)
・A2002-004 雲井龍雄書簡(「討薩檄」を含む)
・A2007-051 香坂伊六道中日記(美麗な挿絵入りの西国道中日記)

 

2、工芸
・A2008-014 紅茶白段唐鐶菱打板に紗綾型獅子花入亀甲文様厚板
・A2002-966 歌合蒔絵硯箱

 

3、刀剣
・A2010-025 刀 銘(表)於江府長壽斎綱俊(裏)文久三年二月吉日長運斎是俊

 

その他、多くの資料の基本情報と画像(一部)を公開しています。ぜひ、ご利用ください!

 

「文化財総合データベース」

http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/togodb/index.html

 

【お問い合わせ】

米沢市上杉博物館  0238-26-8001

2019.04.24:denkoku:[博物館情報]