山形市指定有形文化財 「はるもやゝ」発句画賛 森川許六 画・松尾芭蕉 筆 句は「はるもやゝけしきとゝのふ月と梅」。芭蕉が句を、門人の森川許六が絵を描いた合作。
許六は21歳から55歳まで彦根藩士として勤めました。狩野派で画技を学び、絵師としても活躍しています。芭蕉に対面して入門したのは37歳のときです。 Haru mo ya ya (Advent of Spring),haiku poem and painting Ink and light colors on paper Calligraphy by Matsuo BashoPainting by Morikawa KyorikuGenroku(1693)Haru mo ya yaKeshiki totonouTsuki to umeThe advent of springrevealed in the sight ofthe moon and plum blossoms
山形市指定有形文化財 「会式」懐紙 松尾芭蕉 筆 俳席における連衆の心得を書いたもの。俳諧は和を重んじ、尊卑の別なく交わるものなので、俳席では無礼にならない程度に世間的礼儀を省略する。・・・
7月9日、本県出身の細谷喨々先生をお迎えして、第66回全国俳句山寺大会が開催されました。午後の講演では、「古き俳諧の種こぼれて―芭蕉と澁谷道―」と題して、新庄ゆかりの俳人・澁谷道の俳句についてお話しくださいました。
札幌市をはじめ県内外から66名の方に参加していただき、大会は成功裡に終了しました。
来年も皆様の参加をお待ちしています。
多くの皆様よりご投句をいただきました第66回 全国俳句山寺大会は、各選者の選により、各賞が決定しましたので発表いたします。
7月2日(日)は、市制施行134周年記念事業として入館無料となります。 (高校生以下、及び障がい者手帳をご提示の方は常に無料)現在、企画展「絵画に見る芭蕉の世界」を開催中です。是非お越しください。
山形市指定有形文化財「世にふるも」句文懐紙 松尾芭蕉 筆 句:「世にふるも更に宗祇のやどりかな 芭蕉」この世に生きるという事は、宗祇法師が「時雨の時の雨やどりの様だ」と詠んだ様に、本当につかの間のことよ。まことに無常だ・・・句は、宗祇(15世紀の連歌師)の句「世にふるも更に時雨のやどり哉」へのオマージュ(敬意を示した作品)です。宗祇の人生は諸国へ旅に明け暮れました。芭蕉が目標とした詩人の一人です。宗祇の句は「人生は、時雨(冬のはじめにさっと降って通りすぎる冷たい雨)に雨宿りをしているようなもので、ほんのみじかい時間に過ぎない」という意味です。芭蕉はその句の「時雨」を「宗祇」に入れ替え、自分も宗祇と同じ思いを持って旅をするよ、という意味です。前書きの文では、中国8世紀の詩人杜甫や11世紀の蘇東坡の旅に思いをはせ、また、12世紀日本の歌人西行に倣(なら)って自ら旅の笠を手作りする、という旅で文学を深めた先達への思いを記しています。Yo ni furu mo (Life in this World),haiku poem and ommentaryMatsuo Bashoyo ni furu mo / sara ni Sogi no / yadori kanalife in this world / just like a temporary shelter / of Sogi’s*