朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報
朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報
大谷風神祭 提灯行列の思い出
提灯行列の思い出
畑 俊美さんのお話
子供の頃は、提灯の持つ棒が長かった。六尺とかあったから、子供たちの頭よりもぐっと高い所に提灯の灯りが見えて、遠くから見るときれいだった。今は長いと重たくて大変だからということで、だんだん短くなったんだ。昔の子供のほうが体力も力もあったんだべな。
あの頃は、田中から中道っていう田んぼ道を通って元の学校の方に向かったんだけど、家がなかったから、どこまでも見えて見事な眺めだった。提灯だけで百メートルは繋がるっけね。子供は大勢いたからね。それに、今よりみんな信心深かったから、子供のいない家でもご利益あるようにと、じいちゃん達が提灯たがきに出てくるもんだっけ。おらだは中学生まで提灯たがったな。各部落に最低でも子供は三十人いたから、二百人近く行列作るんだった。
がぐど(いたずら)もしたね。行列スタートする前に、人の提灯ば自分の提灯で引っ掛けて倒すと紙さ火付くのったな。あの頃、行列出る前に、紙ぺろっとなくなる子供がいっぱいいたっけたな。(笑)
昭和14年(1939)生まれ。
建築業に55年従事。元朝日町建設労働組合長。田中在住。
柏倉 儀一さんのお話
提灯行列に大谷以外の子供も参加していると聞いたけど、とてもいいことだと思う。近頃は、屋台が大変盛り上がっていていいけれど、提灯行列が寂しくなってきている。やっぱり風祭は提灯行列が伝統だから、なんとか大切にして欲しいものだね。
子供達の提灯を見ていると上手な絵も多いので、青森のねぶたのようにコンテストにして、優秀な作品は表彰してあげたらどうだろう。金賞・銀賞・銅賞とか。連合区長賞とか氏子会長とかでもいいな。絵も益々上手になるだろうし、行列に参加したくなる子供も増えるのでないか。
昭和4年(1929)東京生まれ。
農業。戦後父方の大谷に移り住む。毎年高木区の田楽提灯と高木天満宮の絵馬を描いている。高木在住。
(取材/平成26年3月)
→
田楽ちょうちんを作ろう!
→
大谷の風神祭
→
小径第15集『大谷風神祭』
朝日町エコミュージアム協会
:[
メモ
/
14.秋葉山エリア:住民学芸員のお話
]
Home
ニュース&イベント情報
ニュース&イベントデータ
朝日町エコミュージアムの訪ね方
01.朝日連峰エリア
01.朝日連峰エリア:見学場所
01.朝日連峰エリア:住民学芸員のお話
01.朝日連峰エリア:詳細について
01.朝日連峰エリア : 関連団体・書籍
01.朝日連峰エリア : 関連もよおし
01.朝日町から見える大朝日岳ビューポイント33
02.朝日川エリア
02.朝日川エリア:見学場所
02.朝日川エリア:住民学芸員のお話
02.朝日川エリア:詳細について
02.朝日川エリア : 関係団体・書籍
03.空気神社エリア
03.空気神社エリア:見学場所
03.空気神社エリア:住民学芸員のお話
03.空気神社エリア:詳細について
03.空気神社エリア : 関係団体・書籍
04.佐竹家エリア
04.佐竹家エリア:見学場所
04.佐竹家エリア:住民学芸員のお話
04.佐竹家エリア:詳細について
05.八ッ沼エリア
05.八ッ沼エリア:見学場所
05.八ッ沼エリア:住民学芸員のお話
05.八ッ沼エリア:詳細について
05.八ッ沼エリア : 関係団体・書籍について
06.椹平の棚田エリア
06.椹平の棚田エリア:見学場所
06.椹平の棚田エリア:住民学芸員のお話
06.椹平の棚田エリア:詳細について
06.椹平の棚田エリア : 関係団体・書籍
07.豊龍神社エリア
07.豊龍神社エリア:見学場所
07.豊龍神社エリア:住民学芸員のお話
07.豊龍神社エリア:詳細について
08.館山エリア:見学場所
08.館山エリア:住民学芸員のお話
08.館山エリア : 詳細について
08.館山エリア : 関係団体・書籍
09.町のりんごエリア
09.町のりんごエリア:見学場所
09.町のりんごエリア:住民学芸員のお話
09.町のりんごエリア:詳細について
09.町のりんごエリア : 関係団体・書籍
10.沢内エリア
10.沢内エリア:見学場所
10.沢内エリア:住民学芸員のお話
10.沢内エリア:詳細について
11.杉山と長谷地エリア
11.杉山と長谷地エリア:見学場所
11.杉山と長谷地エリア:住民学芸員のお話
11.杉山と長谷地エリア:詳細について
11.杉山と長谷地エリア :関係団体・書籍
12.五百川峡谷エリア
12.五百川峡谷エリア:五百川峡谷の魅力
12.五百川峡谷エリア:見学場所(北部)
12.五百川峡谷エリア:見学場所(中・西部)
12.五百川峡谷エリア:住民学芸員のお話
12.五百川峡谷エリア:詳細について
12.五百川峡谷エリア:関係団体・書籍
12.五百川峡谷エリア:事業報告
五百川峡谷ビューポイント
14.秋葉山エリア
14.秋葉山エリア:見学場所(大谷)
14.秋葉山エリア:住民学芸員のお話
14.秋葉山エリア:見学場所(川行)
14.秋葉山エリア:詳細について
14.秋葉山エリア : 関係団体・書籍
13.大沼浮島エリア
13.大沼浮島エリア:見学場所
13.大沼浮島エリア:住民学芸員のお話
13.大沼浮島エリア:詳細について
13.大沼浮島エリア : 関係団体・書籍
15.大隅遺跡エリア
15.大隅遺跡エリア:見学場所
15.大隅遺跡エリア:住民学芸員のお話
15.大隅遺跡エリア:詳細について
15.大隅遺跡エリア : 関係団体・書籍
16.朝日町ワイン
16.朝日町ワイン:見学場所
16.朝日町ワイン : 住民学芸員のお話
16.朝日町ワイン:詳細について
17.朝日町全エリア
エコミュージアムルームだより
エコミュージアムショップ
朝日町エコミュージアム協会
リンク
住民学芸員
カテゴリー
メモ
メール
Q&A
暦
リンク
地図
ウィキ
特集
プラン
ケータイサイト
問い合わせ
プロフィール
All Rights Reserved by asahimachi ecomuseum
畑 俊美さんのお話
子供の頃は、提灯の持つ棒が長かった。六尺とかあったから、子供たちの頭よりもぐっと高い所に提灯の灯りが見えて、遠くから見るときれいだった。今は長いと重たくて大変だからということで、だんだん短くなったんだ。昔の子供のほうが体力も力もあったんだべな。
あの頃は、田中から中道っていう田んぼ道を通って元の学校の方に向かったんだけど、家がなかったから、どこまでも見えて見事な眺めだった。提灯だけで百メートルは繋がるっけね。子供は大勢いたからね。それに、今よりみんな信心深かったから、子供のいない家でもご利益あるようにと、じいちゃん達が提灯たがきに出てくるもんだっけ。おらだは中学生まで提灯たがったな。各部落に最低でも子供は三十人いたから、二百人近く行列作るんだった。
がぐど(いたずら)もしたね。行列スタートする前に、人の提灯ば自分の提灯で引っ掛けて倒すと紙さ火付くのったな。あの頃、行列出る前に、紙ぺろっとなくなる子供がいっぱいいたっけたな。(笑)
昭和14年(1939)生まれ。
建築業に55年従事。元朝日町建設労働組合長。田中在住。
柏倉 儀一さんのお話
提灯行列に大谷以外の子供も参加していると聞いたけど、とてもいいことだと思う。近頃は、屋台が大変盛り上がっていていいけれど、提灯行列が寂しくなってきている。やっぱり風祭は提灯行列が伝統だから、なんとか大切にして欲しいものだね。
子供達の提灯を見ていると上手な絵も多いので、青森のねぶたのようにコンテストにして、優秀な作品は表彰してあげたらどうだろう。金賞・銀賞・銅賞とか。連合区長賞とか氏子会長とかでもいいな。絵も益々上手になるだろうし、行列に参加したくなる子供も増えるのでないか。
昭和4年(1929)東京生まれ。
農業。戦後父方の大谷に移り住む。毎年高木区の田楽提灯と高木天満宮の絵馬を描いている。高木在住。
(取材/平成26年3月)
→田楽ちょうちんを作ろう!
→大谷の風神祭
→小径第15集『大谷風神祭』