朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報

エコミュージアムガイド
 瀬が連続し、わん曲する「五百川峡谷」は、現在若者たちのカヌーのメッカになっています。その自然の撹拌作用は、最上川の中でもっとも水質を浄化する流れとも言われています。
  しかし、かつての最上川舟運にとっては最大の難所でした。それぞれの難所を巡り、まつわる話を伺います。
コース / 上郷ダム〜難所赤釜「室角」〜大難所雪谷「三階滝」〜助ノ巻難所「天神巻」〜難所宮宿「後藤巻」〜大難所四の沢「八天」〜難所川通「柿ノ木瀬」〜難所大隅面白「大瀬・小瀬」〜難所栗木沢「横岩」〜大難所真中「最上堰揚口」〜難所中沢「荒砥岩」

案内人 / 堀 敬太郎 
 春は藤街道、夏はまたたび街道、秋は紅葉街道。大谷から「大谷大堰」揚口まで、約4キロのコースを歩きます。「大谷大堰」の苦労の歴史や、大沼の浮島をめざし歩いたいにしえ人に思いを馳せます。
※大谷大堰 / 1675年、大谷地区水田面積の拡大をはかる用水確保のために、村の有力者3人が私財を投げ打ち、苦労を重ね13年かけて完成させた堰。これにより、村民のくらしは飛躍的に豊かになりました。

コース / 大谷ほ場整備記念碑〜開山〜七本杉〜旧大堰跡〜大堰記念碑〜大堰揚口(写真)
 朝日町北部大谷地区は、中心地区の「本村」に対し、最上川沿いの中沢、粧坂、真中、栗木沢、川通地区は「川行(かわづら)」地区と呼ばれています。この街道沿いには、本村とは違った寺社や石塔、石仏が点在し、それにまつわる文化がありました。

コース / 千代田地区ほ場整備事業水田〜曲戸〜月山神社〜五輪塔〜追分石〜福寿院〜よだれ地蔵〜加茂神社〜昌城院〜稲荷様〜山の神社〜日月神社〜心鏡様〜二渡神社〜無量庵

案内 / 堀敬太郎

〈他の見どころ〉
・中沢の新しい集会施設・晴雲亭周玉碑・あか地蔵・嵐布袋翁碑・真中〜深沢の渡し場・昌城院境内からの用のハゲ・町内で一番低いところ・遺跡の里・用橋からの眺望・上の原の一部・大谷番地・秋葉山麓・桜回廊・栗木沢住宅団地 他。
 昔の最上川舟運は下流から上流へと発展しましたが、五百川峡谷の難所で米沢藩領への進展がこばまれていました。元禄の初期、米沢藩御用商人西村久左エ門はこれらの難所を開削し、酒田までの舟路を開きました。朝日町域にもこれにまつわる多くの歴史が残っています。
 また、筏流し、やな場、渡し場などの、かつての川文化が多くひそんでいます。これらの歴史の一端を垣間見るコースです。

コース / 創遊館で事前説明〜白鷹町十王・称名寺〜黒滝開削跡〜佐野原不動尊〜助の巻天満神社〜西船渡渡し場跡〜創遊館着(半日)
※写真は助の巻天満神社と天神渕

案内 / 若月啓二
元文5年(1740)に建てられた「佐竹家住宅」は、最上川の舟運が盛んだった頃の大庄屋の住居です。県内陸部における上層農家の建物としては保存の状態がよく、歴史を知る貴重な民家です。

案内人/佐竹恒雄(当主)

※佐竹家住宅は佐竹さんご家族がお住まいの住宅です。見学は必ずエコミュージアムルームTEL 0237-67-2128までお申込み下さい。
 菅原道真の子孫が移り住んだと云われる大谷地区は、代々天神信仰が厚く村には四つの天神宮が祀られています。村内は小路が升目のようになっており京都を意識した村づくりになっています。
 案内人/白田健二
 お薬師様の里「新宿」は、古い建物や町並みが残り、歴史を身近に感じさせてくれるところです。実際に地区の中を歩いて、遠い昔に思いをめぐらしましょう。
※お薬師様 / 木造薬師如来立像は山形県指定有形文化財。 脇侍の日光・月光菩薩像、眷属十二神将像あり。

コース / 創遊館〜新宿薬師堂〜館山鳥屋が森城跡〜昼食〜新宿ポンプ庫〜創遊館

案内 / 長岡秀典
神明神社の鎮守の森をはじめ、高田地区はもっとも身近にブナ林を楽しめる集落です。地区を挙げて整備したメダカの高田分校には朝日町在来のメダカや初夏にはホタルの乱舞を見ることができます。集落内を散策します。
案内 / 佐竹啓次  
 ピラミダルな大朝日岳を正面に望む朝日鉱泉ナチュラリストの家から、朝日川を渡れば磐梯朝日国立公園に入ります。原生自然や朝日鉱泉の歴史についてご案内いたします。

案内 / 西澤信雄
 朝日自然観とその奥地に広がる豊かな自然を五感で楽しむコース。頂上からは朝日連峰を一望できます。おにぎり持ってでかけましょう。
 案内人/松田勝美
 朝日岳山麓は、蜜源樹のトチノキが多く盛んに養蜂が営まれています。ミツバチの巣で作る蜜ろうそくの工房を訪ねます。スライド映写の説明やAsahi自然観近くの養蜂場を訪ねることもできます。ネットを被っての観察会(10人まで5000円)や蜜ろうそく作り体験(一人1500円)もたまわります。
案内 / 安藤竜二