朝日町エコミュージアム|大朝日岳山麓 朝日町見学地情報

02.朝日川エリア
 山形県の大江町と朝日町、寒河江市の、最上川の一部とその支流、月布川とその支流、朝日川とその支流を管轄河川とする漁協です。遊漁券の販売や釣り情報の提供を行っています。
朝日町宮宿1184-8 電話0237-67-2207
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朝日川について
 ミツバチは花が咲いて蜜が採れ出すと、新しい巣を巣板の下や、巣箱内のすきまにどんどん作ってしまうのです。それを整理するために取り除いたものや、採蜜の時に切り取った蜜ぶた(巣穴のふた)などを精製して蜜ろうのかたまりにします。一箱あたり年間で500g位しか採れないので、同業者からも買い入れています。
 この蜜ろうはさまざまな用途に使われています。薬や化粧品、鋳造の型材、お菓子、靴墨、各種ワックス、クレヨン、ろうけつ染めの材料など。あげればきりがありません。私は、ろうそくを作ってはんばいしてますが、油煙は出ず、いやな匂いもなく、落ち着いた優しい光が特長です。
お話 : 安藤竜二さん(立木、蜜ろうそく製造業)

 となりの佐藤さんのばあちゃんは、蜜ろうとなにか混ぜてやけどの薬作るんだっけ。二週間もかけて作る。昔、大谷の板垣医者で看護婦していた人だから。できあがると、部落のみんなさ配るんだ。切り傷にもいいし、みんなで喜んで使っている。
お話 : 菅井弘吉さん(和合平)

 蜜ろうを使って接ぎ木する。接ぎ木する穂木の先さ塗るんだ。穂木の先の切り口から水分が抜けて乾燥すねようにすんなだ。普通のろうだとお天とう様の熱で溶けてなくなってしまうけども、蜜ろうだと、溶ける温度が高いから、大丈夫だもね。最近は、ビニール袋をかけるようになったけど、焼けないように管理しなければならないのでやっかいなんだ。
お話 : 遠藤 理さん(栗木沢)

 蜜ろうは戦中、弾薬の密閉に使ったんだ。砂糖不足の時だけれども、ミツバチ用に配給があって、その代わりに蜜ろう何キロ出荷しろなどと要請があったんだ。普通のろうみたいにカンカンに硬くなく、柔らかいからね。ひびが入って火薬が湿気らないようにしたんだべ。
今は、登山客の人が靴に塗るんだと言って買いに来るね。
お話 : 多田光義さん(太郎、養蜂業)

取材 : 平成7年
エリア地区/立木、曲渕、太郎、石須部、松程

・増水時は川に近づかないで下さい。
・サイレンが鳴ると上流のダムから放水されます。晴れていても川から離れて下さい。
・川沿いの道はせまく未舗装道もあります。注意して走行して下さい。
・川遊びはコシジロアブのいない7月〜8月上旬がおすすめです。
・アブは排気ガスにたくさん集まります。停車の際は必ずエンジンを止めましょう。

(お願い)
 このサイトは、朝日町エコミュージアムがこれまで培ってきたデータを紹介することにより、郷土学習や観光により深く活用されることを目的に運営いたしております。
 よって、サイト内で紹介しているほとんどの見学地は、観光地として整備している場所ではありません。夏は草が茂り道がなくなる場所もあるかも知れません。もちろん冬は雪に閉ざされます。また、個人所有の神社や建物等も一部含まれております。アクセスマップも細道までは表示されません。
 予め御了承の上、見学の際は下記についてご留意下さるようお願い申し上げます。

・安全に留意し危険な場所には近づかないで下さい。
・マナーを守り、無断で個人敷地内に入らないで下さい。
・不明な場所につきましては、エコミュージアムルームへお問い合わせ下さい。または、エコミュージアムガイドをご利用下さい。
Tel0237-67-2128(月曜休)
 立木にある朝日川河川公園は、川遊びや芋煮会など、最も朝日川と親しめる場所となっています。8月第一週に開催される渓流まつりは毎年大勢の人が参加します。朝日川の川遊びはコシジロアブの出始める8月初めまで楽しめますが、河川公園は周りに林がないためかアブは少ないようです。
※アブは排気ガスに集まりますのでエンジンはすぐに切りましょう。

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 朝日川十景の会(代表/長岡啓)では立木地区より朝日鉱泉にかけての美しいポイントを、毎年看板を立てて紹介しています。
※ 写真は「与市の大岩」
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朝日川渓谷の転石
与市の大岩
五枚田の滝
玉石橋の清流
木川ダムの水鳥
朝日の白滝
猿渡の渓谷
朝日鉱泉の大朝日
ヌルマタ渓谷のブナ原生林
愛染峠の朝日連峰
 水口の十一面観音堂が朝日岳参詣の第一遥拝所、野々山虚空蔵堂が第二遥拝所とされ、お堂脇の松越しに大朝日岳を望むことができます。例祭は旧4月17日と10月1日。家内安全、商売繁昌、交通安全の虚空蔵尊として信仰されています。
※野々山は江戸末期までは「布山」と記録されています。
抜粋/『ふるさと朝日町散歩』より抜粋

大朝日岳写真
水口十一面観音堂
 朝日川十景の一つ。源流を鳥原山とする白滝は、その水量や高さから朝日川随一の名滝といわれています。山岳信仰が盛んだった持統10年(756年)には弁財天を建立してた歴史があります。
※白滝橋たもとの太いブナの樹の所から滝の正面へ登る山道があります。
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 木川ダムは、昭和33年に朝日川第一発電所の取水用として朝日川の深い渓谷を利用して造られた越流型直線重力式コンクリートダムです。最大出力9000kw。

朝日川第一発電所(水力.com)
木川ダムの水鳥(朝日川十景)
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※狭い道ですのでお気をつけて走行下さい。
 朝日川十景の一つ「木川ダムの水鳥」。新緑の風景や水面に映る紅葉が美しい。

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 五百川三十三観音第11番札所。
 立木より車で10分程の所にあった大江町勝生集落は、400年程前に朝日権現参道の村として誕生したと推定されています。江戸〜明治時代には「七軒青苧」の本場として名声高く庄内の漁民と直接取り引きされたと伝わります。
 明治4年(1871)4月10日、青苧畑の火入れ(焼畑)から昼火事となり12戸が全焼。曹洞宗玖林寺と観音堂も全焼します。しかし観音像は無事でした。昭和46年頃には盗難にあいましたが3〜4年後に山形市より発見され犯人も逮捕されました。昭和35年頃から過疎の波は勝生にも押し寄せ昭和46年に廃村となりました。昭和50年に別当鈴木与三郎氏がお堂を解体し、石仏地蔵尊とともに、自宅近くの経ヶ崎(朝日町宮宿西町)の一角に遷座再建しました。
※『ふるさと朝日町散歩』より抜粋
※写真は勝生の観音堂跡です。
五百川三十三観音縁起
五百川三十三観音霊場一覧
 朝日川十景の一つ「玉石橋」は朝日橋の通称です。橋梁の表面が朝日川の玉石(花崗岩の丸い石)で装飾されています。昭和14年(1938)11月架橋。コンクリート製アーチ橋。橋長30m。支間20m。ライズ5.5m。施主/秋田営林局。施行者/外塚組。

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※葉っぱのない早春と晩秋はアーチの全景が見られます。
 玉石橋のたもとに昭和14年(1938)に建てられた朝日橋竣工記念碑があります。施工関係者4人の寄付によるもので、50分の1の構造図が刻まれてあり、施工にかけた思いや誇りが伝わってきます。同年代の昭和12年には最上川の明鏡橋(朝日町)や寒河江川の臥竜橋(寒河江)、同14年には最上橋(大江町)など、近隣にアーチ橋が相次いで架橋された時代でした。
 光源寺は、その昔朝日山を開いた朝日寿仙尊者の開創と伝えられています。当時は天台宗でしたが、一時は八ッ沼の若宮寺の配下になったとも伝えられています。その後、曹洞宗に転宗し、慶安元年(1648)山形市七日町長源寺和尚が光源寺を開山しました。昭和9年に立木地区に20戸を全焼する火災があり光源寺も類焼しました。以来仮本堂でしたが、平成18年についに本堂が再建されました。
 参考文献/『郷土学習辞典』阿部美喜男編著

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※本堂内の見学は事前にお問合せ下さい。
 光源寺 Tel0237-67-7343