九里学園同窓会
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昨年の9月20日、母校を会場に昭和46年から今春卒業までの歴代図書委員と懐かしい先生方45名が集まり、今年3月に退職された司書の大久保さんの労をねぎらう感謝の会を開きました。
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学校法人九里学園 学園長 九里茂三儀 平成29年12月2日 永眠いたしました。 ここに生前のご厚誼を深謝し謹んでご通知申し上げます。 葬儀はすでに近親者にて相済ませましたが 生前にご厚誼を頂きました皆様とともにお別れの場をお持ちしたく、下記の日程でお別れの会を執り行いますのでご案内申し上げます。 「九里茂三先生お別れの会」 実行委員長 平塚紀男 遺族代表 九里廣志 実行委員 房間正勝 内藤文徳 平賀秋夫 伊藤 脩 小林道雄 木村兼悟 加藤淳一 岩崎智成 遠藤岩根 小池忠宏 鈴木京子 笹原裕一 栗林由美 記
1.日 時 平成30年3月18日(日) 午後一時より午後三時まで 受付は正午から行います 献花は午後五時まで行えます 2.場 所 九里学園高等学校体育館 〒992−0039 山形県米沢市門東町一丁目1番72号 電話(0238)22−0091 3.その他 ・ 駐車場はございませんので、公共交通機関か乗用車乗り合わせでお越し下さい。 米沢市役所駐車場にお停めいただいた方は学園のバスにて送迎いたします。 ・ 校舎北側(上杉神社へ向かう通り)生徒玄関よりお入り下さい ・ 校舎内には外履きでお入り下さい ・ 服装につきましては平服にてお越し下さい。 ・ 体育館は寒いことが予想されます 厚着をしてお越し下さい。 ・ 高校校舎内に遺影を置きます。欠席される方は後日お参り頂ければ幸いです。 米沢市役所駐車場 米沢市役所駐車場から九里学園高校(お別れの会会場)までの地図 |
九里校長先生がイタリア在住の 鈴木 幸子 さん (昭和61年卒)に送ったメール「日本で話題になっています。「コロナ陰性の人だけが乗れる列車」のことです。陰性の証明が必要ということでしたが、イタリアでは誰でも簡単に検査ができるのですか?ミラノとローマの間を運行するということでしたが、どんな目的で乗車する人たちなのかな?通勤?観光?」に返信がありましたので鈴木さんの了解を得て同窓会のHPに掲載しました。 イタリアでは様々なコロナ対策をしており、感心しているのですが、実際には日本にニュースが届く事はほとんどないように思います。 日本は 海外からの情報内容を報道調整・操作しているのではと疑ってしまうくらいこちらで起こっている事が報道されていない事にびっくりしてしまいます。 PCR検査の証明書に関しては、イタリア国内の島への移動にはもうすでに2月上旬から、PCR検査陰性の証明書がないと島に入島できなくなっていました。 州間の移動は別荘を含む家(レジデンス) がある場合のみ移動可ですが、基本的には移動禁止の状態です。ほぼロックダウン状態でした。 スーパーが近くにない地方などでは買物に関しては30KM以内の移動は可能です。 正確には ほぼこの1年間は、州間移動の制限がされています。家族で集まれるように夏、クリスマス週間の前後、イースターの前後には移動制限を緩めていましたが、それを除いてほぼ禁止されていましたし、飲食店は実際に開けられていたのは ランチの時間だけ、去年の秋の2か月間、今年の2月の2週間だけで、ほぼマル1年間 持ち帰り・デリバリーだけ..というのが現状です。 現実は2020年3月から今まで 状況に応じて 規制を緩める事はあっても ほとんどロックダウン状態です。 スーパーの買物、薬局、病院、美容院、携帯等の通信会社、花屋、文房具屋等の生活必要品を販売する店舗だけが営業可、散歩可、と細かく決められています。 役所は全て予約制。郵便局や店舗などは、入店に人数を制限されているので 寒い冬でもどこも外に列ができていました。 政府は去年の暮れには決定し、今年の4月まではロックダウンもやむを得ないとして計画的ロックダウンをしていました。1月からワクチンを、医療従事者(レセプション:受付も含む)、教育関連、高齢者…の順に進めています。現在国民の7.3%が 2回目 接種済み、18%が1回目接種済みです。 ミラノ, ローマのワクチンを先に進めて 5月には経済回復のために街を活性化させる計画の様です。ですので、今回の鉄道移動に関しては 4月15日から仕事でも移動可になっている様です。 旅行はまだ無理なようですが。 PCR検査は施設の他に、その辺の街角にテントを張ってやっていたり、薬局でもできたりする様です。 *鈴木さんの記事が同窓会報60号に掲載されています。(このHPでも会報がご覧になれます) TAMPONE RAPIDO COVID−19(綿棒よりも先端の厚さが薄い検査器具で鼻から採取します。 15分ほどで結果が分かります) Prenotazioni(予約) formacia(薬局) Poste italiane(イタリア郵便局)でのソーシァルディスタンスをとって並んでいます。 (2021.4.22掲載) |
絵の作者、神保先生は昭和59年・昭和60年の2ヵ年でしたが本校で美術の教師として教鞭をとっておられました。
原画展1
下記は本校での原画展の開催に尽力してくださった、遠藤岩根先生(本校の社会科で長く教鞭をとっておられました)の原画展開催にあたっての文章です。
ローマ教皇ベネディクト16世は、一昨年6月に、日本におけるキリシタン迫害時代に信仰をまもるために命を捧げられた殉教者の生き方を讃えて「福者」とされることを宣言された。福者とは聖人にいたる前段階とされる。そして昨年11月に、188人の殉教者が福者になることが許される列福式が長崎でとり行われた。その式典に間に合うように出版されたのがこの本である。
188人の殉教者は一つのグループではなく、全国各地でそれぞれ別の日に殉教された人たちであった。その中でもいちばん殉教者の多かったのは米沢における甘糟右衛門をはじめとする53名の信徒であった。
徳川家光は、第3代将軍の宣下を受けた1623年12月に江戸のキリシタン50名を火あぶりの刑に処した。このことはキリシタン弾圧に向けての断固とした自分の意思表示であった。このような江戸幕府に抗してきた米沢藩も、直江兼続を、そして景勝公を失って以後、幕府の厳しい姿勢に抗しきれずに、結果的に藩主定勝公は53名のキリシタン処刑を命じたのである。1629年1月のことであった。
米沢で行われた処刑は、よその藩でおこなわれた寒中の水攻めや熱湯による拷問等とちがっていた。それは武士として立派な最期を、あるいはキリシタンとしてのほこりを失わせることのない、全国に類を見ない、まさに上杉家の、直江兼続の愛をうけつぐ措置であったといわれている。
ところでこの本の原画を担当された神保先生はあとがきに「一人ひとりの人物を私なりに愛し始めていた。この本の作画にあたり、自信のもてるのはただそれだけ。力量不足の私には殉教者達の珠玉の魂には、はるかに迫り得なかった」と記しておられる。しかし私が何回か展示場当番していて閲覧者のかたがたの賛辞を多く耳にした。どの人物にも、愛を込めて書いておられる絵と文を読まれて涙される方も少なくなかった。さいわい英訳付きのこの本が海外を含めて、もっと多くの人々に届けて欲しいと主張された小学校の先生もおられた。
「絵本と呼ぶには内容がありすぎる。見事な迫真性をもって語りかけてくる」。「過ちを繰り返さないためにもいまこそ殉教者に光を当てねば・・」。「文良し、絵よし、見事という他なし」とコメントを寄せて下さった山形市在住の元学校長の文でこの本の紹介を終わりにしたい
2009.9(文責遠藤岩根)
原画展2
絵本は山形市内や米沢市内の各書店や米沢カトリック教会でも取り扱っています。
絵 神保亮 文 筒井義之 訳 千原通明
出版 カトリック新潟教区 定価 2,100円
発行所 ドン・ボスコ社
〒 160−0004 東京都新宿区四谷1−9−7
TEL 03−3351−7041 FAX 03−3351−5430
9月20日から23日までの連休中、米沢カトリック教会で原画が展示されています。詳しくは、0238−23−1699までお問合せください。