九里学園同窓会

皆様お元気にお過ごしのことと存じます。

米沢女子高等学校に30年、九里幼稚園に8年勤めさせていただいた荒井健三です。

学校では掃除の係りや校外の美化、グランドではソフトボールに熱中していた、身長だけが目立つ教師でした。

人間味のある温かい生徒さんと情熱的な先生方にめぐまれた、活気に満ちた日々でした。幸せでした。周囲の人々に対するやさしさ、思いやりをたくましく実践していく生徒さんの生きざまには何度も感動したものでした。教師は生徒に感化されて成長し生きていくものだと実感している今頃です。

私事になりますが、家内との二人暮らしが20年になります。大自然の中で、里山を守り、無農薬の野菜作りを学んで、猿と戦いながら生活しています。
(山形県の猿害は日本一)

囲碁と旅も楽しんでいます。

次回は小松とき子先生です。                  (荒井健三)
Hitch your wagon to a star.(あなたの荷馬車を星につなげ!!)
   =高い理想をかかげて精一杯努力しよう=

 私が本校にお世話になったのは東京五輪の前の年でした。その頃は、戦後の後遺症から脱却し、まさに日本があらゆる方向を目指して飛躍する頃でした。やがて学年も11クラス,550人、全校生徒数1500人を超す時期が続いた頃です。皆さんご承知の宮沢賢治という人は、自分が勤務していた学校を去るにあたって『生徒諸君に寄せる』という詩を残しています。彼はその詩の初めに
  「この4ヵ年が 私にどんなに楽しかったか
   私は毎日を 烏のように 教室でうたってくらした
   誓っていふが わたしはこの仕事で 疲れをおぼえたことはない」
と書いているが、私の教員としての出発もこんな気持ちでした。

 近年、九里茂三先生は、ペスタロッチー賞を受賞なされた。ペスタロッチーは世界の教育者から「教育の聖者」と讃えられている人物である。九里先生はこの賞の12人目、該当者は毎年一人という狭き門、の受賞者として推挙された。我らが尊敬してやまない九里先生の持論である『教師は生徒に神をみるのでなければならない』との教えを胸に40数年の間、多くの同僚、何よりも前途有為な心優しい生徒さんに支えられて学園での生活を過ごせました。ホームルームクラスを持たせてもらったとき心がけた一つに、クラスで歌った曲、(合唱コンクール関係も含めて)が皆さんの心に一つでも残ってほしいものということでしたがどうでしょうか。

 クラブ活動は、赴任早々スキー部を数年間、そして創設した年に地区優勝という快挙にも恵まれた水泳部、それに絵画クラブ顧問も経験させていただきました。自分の大学での専攻が社会福祉ということもあり、放課後希望する生徒諸君と社会保障に関する勉強会も実施しました。また点字クラブ(後に市の視覚障害者に対する広報点訳)、JRCクラブ(青少年赤十字)、聖書研究会の創設等を校長先生に認めていただきました。やがて従来より純真で優しい生徒諸嬢さんに引き継がれてきた校是である「譲」が大きく花開き、学校全体の躍動がヴォランティア活動を強力に押し進めた結果、団体の部で『愛の鳩賞』に県の社会福祉協議会より推挙していただき、受賞出来たこともなつかしい思い出です。

 今は、世界の究極の世界平和に繋がる赤十字(JRCの母)精神の普及に若干関わっていおります。赤十字の精神を一言でいえば『人道』、他人の痛みをあたかも我がことのように思う心、といえましょうか。

 それでは、私を育てて下さいました同窓生の皆様の益々のご活躍とご多幸を心よりお祈り申し上げております。
 そして卒業生には勿論、勤務させていただいた私たちにとっての母校、九里学園におかれましても、少子化等なかなか難しい時世であるからこそ、九里廣志校長を中心に教職員心を寄せあい、しかもエネルギッシュに教育の本道を前進されますよう心よりご期待申し上げております。

 最後に私的なことですが、今年2009年、山形新聞の『日曜随想』著者の一人として10回ばかり書かせていただきます。紙上でお会いできればうれしく思います。
 次回はわたしの恩師、荒井健三先生です。          (遠藤岩根)
 九里学園に奉職した三日目に、受け持ちの生徒から、フグ(タさん)というありがたいニックネームを頂戴し、それが半世紀近くにもなった現在、同級会の名称として、フグの会として使用されています。そんな彼女たちも早いもので、来年は還暦で、クラス会は広島安芸の宮島。厳島神社でご祈祷をしてもらう手筈になっていて、毎月その参加会費を積み立てています。
 ところで、私は今、明春放映予定のNHK大河ドラマ『天地人』の主人公、直江兼続が現在の米沢を造った功績大ということで、米沢市が募集した「兼続博士」講習会に参加、東部コミュニティセンターの勉強会や史跡めぐりで講師をつとめたり、そこの便りに兼続についての連載を書いています。
 また、藤沢周平米沢関連三部作、『雲奔る』『蜜謀』『漆の実のみのる国』を読む会を主宰、九里学園の施設を借用させてもらい、読書会だけでなく、講演会や見学会をまじえて展開、サンディ毎日の身なので、いろんな所に顔を出しています。

 次は、遠藤岩根先生にお願いしています。
平成14年卒 星 正大 君(男子第一期生 担任は笹原先生でした)

九里学園高校の男子一期生として、また剣道部の男子一期生として高校生活を送りました。
高校を卒業後は福祉関係の専門学校に進学、東京の福祉施設で3年間働き、現在米沢市内の福祉施設で働いています。
今年の4月からは大学でさらに福祉の勉強を続けていく予定です。
              (平成21年3月23日 来校)
左側(佐藤さん)  中央(酒井さん)   右側(梅村さん)

平成21年3月9日 佐藤さん、酒井さんは休日で来校しました。梅村さんは営業です。

佐藤 唯さん
 私は今、三友堂病院2病棟で看護師として働いています。日勤、夜勤と不規則な生活ですが、毎日元気に働いています。
 卒業してはや4年が経ちますが、高校生活はとても充実したもので、今でもその楽しかった思い出が鮮やかによみがえってきます。
 看護師として社会人として成長できるよう日々がんばっていきます。

酒井 祥子さん
 私は北里大学の卒業をひかえ、4月からは三友堂病院で看護師として働く予定です。
 九里での生活は楽しいことばかりで、たくさんの思い出ができました。思い返せば、看護の道に進もうと考えたのも九里で生活し、仲間と刺激しあうことができたからだと思います。また、たくさんのいい先生方にも出会うことができました。今の私は九里学園で成長したからこそ、こうしていると思います。
 これからは社会人として、元気にがんばっていきます。

梅村 祥子さん 
 私は今、山形日産自動車(株)南陽店で「カーライフ アドバイザー」(営業)として働いています。
 九里では様々なことに挑戦し、とても充実した高校生活を送ることができました。九里での経験を活かし、これからもがんばって生きたいと思います。
  ところで、車をご購入の際は、ぜひ日産のウメムラまでご相談ください!!

佐藤唯さん、酒井祥子さん、梅村祥子さんは平成16年卒で山木美智子先生のクラスでした。
左側(渡部君…男子第一期生です)  右側(担任の冨樫先生)

平成21年3月6日(金) 久しぶりに母校に来ました。
今年の4月に結婚が決まり、冨樫先生や校長先生、そして、九里の先生方にその報告をと思い来ました。

やはり、母校は最高です! 九里にはいってよかったぁ〜!!

私は上山の「古窯」で働いています。温泉に行きたいと思ったら、「古窯」にどうぞおいでください。最高のご満足を提供いたします。
(PRになってしまいました 笑)

渡部幸太君(平成14年卒業)