｢またあいつの仕業だ！！」



・・・｢地震はなまずの仕業｣
犯魚扱いされてどのぐらい経ったのだろうか？(笑)

「地震の犯魚＝なまず」
これが定着する前は・・・｢地震虫｣の存在があった！！
詳細は定かではないが１２世紀あたりらしい(鎌倉時代)

「地震となまず｣が結びついたのは、最近の話。
といってもだいぶ前だが１６７８年の地震の際に読まれた俳諧が原因らしい。

『大地震つづいて竜やのぼるらん　　似春』

『長十丈の鯰なりけり　　　　　　　桃青』

この「桃青｣は皆さんも知っているあの人です！！
わかるかな？？






実は・・・｢松尾芭蕉｣その人です。

似春が大地震にともなう地変を、昇竜にたとえて美化したのに対し、
桃青は、竜をなまずに見立てて茶化したわけ。

これがどうも｢地震となまず｣を結び付けたらしい。
非科学的なものですが・・・科学的な見地からはこんな研究発表もあるらしい。

「大震の起こる数時間または数日前に、何らかの刺激を感受し
平常泥中に棲息するなまずも水面近くに出現した場合が多くあるのを
多年の観察によって注意するに至り」

要するに、なまず以外でも地中にいる生物は地震を
察知しやすいということなのでしょう。

でも、
「地震は日本の下にとびきりデカイなまずがいて
　　　　そのなまずが動くと地震が起こる！」

こっちの方が俺は好きです(笑)
科学の進歩より、空想が楽しい。妄想は危険だが・・・

鶴岡市立加茂水族館

鶴岡市今泉字大久保６５６
電話：０２３５－３３－３０３６
開館時間：８：３０～１７：００